内容説明
戦場カメラマンの星島弘は、ヴェトナム戦争の激戦地に潜入して、大スクープを手にした。しかし、星島の撮った写真が「死の商人」ゴールドスミス一派の反感をかい恋人をなぶり殺しにされる。復讐を誓う星島だが、相手は世界の兵器市場を操る大物だけに手が出せず、しばらくその手下として忠誠に励んでみせる。米軍の警戒する航空機の墓場から、大量の軍用機部品を奪うなど、ついに実力をつけた星島はゴールドスミスに立ち向かうが…。大薮・ウェポンワールドのハードアクション代表作。
著者等紹介
大薮春彦[オオヤブハルヒコ]
1935年香川県出身。早大在学中に『野獣死すべし』を発表、鮮烈なるデビューを飾る。その後、『蘇える金狼』『汚れた英雄』等数多くの名作を生み出し、その精力的な作家活動は、他者の追随を許さない。1996年没
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