感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーコ・オクダ
20
短編8本収録。推理小説で探偵役としてよく描かれる新聞記者、刑事、検事たち。ある種の彼らの特権、立場を利用したりされたり、騙したり騙されたり…。アイロニックな後味が残る作品が多い。お気に入りは「検事の罠」学生時代からの友人で、共に司法試験をパスし、検事となった2人。互いに順風満帆な時期に、売春の罪で送検されてきた過去の交際相手。彼女が、検事クンに捨てられた過去を公判でブチまけてやると騒いでいるとのこと。何とかして阻止しなければ…と思い切った行動に出た彼。後に、ニヤニヤした同僚から知らされた真実とは!?2023/05/30
kanamori
0
☆☆☆2010/10/09