角川文庫<br> 壁が囁く

角川文庫
壁が囁く

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  • サイズ 文庫判
  • 商品コード 9784041312094
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨーコ・オクダ

14
佐野センセのお得意どころ、新聞記者がメインキャラ。海外出張中に妻に自殺された彼。のちに、同僚の婦人記者と親密な仲になったのだが、その彼女まで自殺してしまう。それも亡き妻と同じガス中毒死!そこへ、何となく婦人記者と似た謎の女性と出会い、身近な女性が同じ死に方をする異常性を指摘され、2つの事件を調べる方向へ持っていかれる。女性、男性ともに怪しいキャラが複数現れるが、女性陣が惑わし系、男性陣が追求系的な感じ。人を殺める段階で一線超えてるわけやけど、そのきっかけの部分の線の超え方がうちには同調でけへんかったなぁ。2024/12/28

クリフトン

0
謎の女性と巻き込まれ形の推理小説 論理中心の展開 今読むと少し物足りないような気もする 佐野氏の長編は最後が盛りあがらないものが多いようにも思った 寧ろ11章での 理屈で全て解明しようとする男と それは後付でしかなくぎりぎりのところでは説明をつけられるものではないとする女性とのすれ違いがこの小説のキモかも知れない それは佐野氏が追求したものへの一種の自己否定ではないかとも受け止められる2017/12/23

kanamori

0
☆☆★2010/10/09

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

0
☆×4.0…ページ数表記なし。正しくは285ページ。この作品はまさしく「大人にふさわしい推理小説」です。なんと言うのか、色っぽいのよね。そしてお色気な場面もありますし。事件は一人の女のガス自殺から始まります。それが皮肉にも主人公の妻の死にも絡み…最後はある意味「鬼」でしたね。人の執念は間違えた方向に行くと、暴走してしまうのですから。2010/06/24

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