感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーコ・オクダ
23
プロ野球を舞台としたミステリ。時々お見かけする「プロスポーツ×脅迫」パターン。リーグ戦の優勝をかけた残り数試合。エースピッチャーの愛娘が誘拐される。エースの登板を止めさせる要求あり。野球賭博がらみ?ピッチャー個人への恨み??チームへの恨み???ラジオ局への犯行声明の電話。客観的な手がかりは、連れ去り役の若い女と電話役の年配の男のみ。警察の捜査、スポーツ紙の記者による取材結果も芳しくない中、エースの義姉のところへ愛娘が無事帰された!?犯人は?その目的は??ラストでのひねりが良い。一体、誰得やったのか…。2023/03/13
kanamori
0
☆☆☆2010/10/09
うえぴー
0
以前どこかで読んだ、北村薫のミステリエッセイに取り上げられていたような気がして読んでみました。実に優等生的な作りで、しかも展開が二転三転。意外な結末を迎えます。確かに面白いのですが、どうしても「作り物」じみた感覚が残ってしまうのですよね。と言っても標準以上の出来ですが。2012/03/08