感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっと
8
没後30年からバトンを受け取って今年は生誕90年、まだまだ未読本を消化していきたいと思い、出張先の古本屋で見つけた一冊。タイトルは著者お気に入りのフレーズで何かと引用されていた気がするけれど対談集のタイトルにもなっていましたか。達人といっても百戦錬磨の著者の選ぶ相手だけに日本全国の温泉をいく人、世界を救うか人工ウンコに挑戦する人、中国史を食の断面からみて人を食った話をする人、米粒に字を書く人エトセトラエトセトラ「井の中の蛙大海を知らず、されど空の青さを知る」といったところか。2020/01/05
あかふく
0
ある「道」を極めた人物、例えば米に絵を描いた人とか、排泄物からエネルギーを取り出す研究をしてる人とか、ノミの研究者とかと開高健が対談をする。最後はカイコウタケシとカイコウケンの対談になっている。それぞれやっぱり面白く、まあそれだけと言えばそれだけ? ただ、開高のこういった手業へのあこがれみたいなものは、やっぱり色々な所で見えるものだな、とは思う。2013/06/17
ishii.mg
0
Festina Lenteと言うらしい。半世紀近く前の対談集、うんちくと国際人としての教養があふれしかも昭和のおやじたちの品性下劣なところも惜しみなく表れている。今日的には、これでも科学と言えるんか、というような珍説?もあるが全体通して面白い。2023/06/26