内容説明
享保七年、目安箱に投じられた一通の上書がすべての発端だった。将軍吉宗から命を受けた大岡は、配下弥作らを差出人捜査にあたらせていた。その最中、芝の寺の尼僧が殺され、背後に旗本大久保家の存在が浮上する。吉宗も自ら密使として庭番青木文十郎を越前へ向かわせたが、事件の核心に近づいたとき、刺客もまた背後に迫っていた!政道に潜む歴史の陰を鋭く抉り出す松本清張の本格時代小説、新装版。
著者等紹介
松本清張[マツモトセイチョウ]
1909年福岡県に生まれる。53年、『或る「小倉日記」伝』で、芥川賞を受賞。56年、朝日新聞社広告部を退社し、作家生活に入る。67年、吉川英治文学賞、70年、菊池寛賞、90年、朝日賞を受賞。92年8月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かねだいっち
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松本清張って時代小説も書いていらしたんですね。知らなかったです(無知なだけ)。どの物語でも緻密。2010/03/31
ほげむー
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時代小説だけど、ストーリーは清張先生王道のサスペンスです。 なんとなく読みはじめたけど意外と読みやすく面白い。解りづらい用語がたまに出るので、辞書を手元に置いといたほうがより理解できていいかもです。2009/09/09
沼田のに
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重厚な雰囲気を醸し出してるんだけど、都合のいい筋運びが気になって「なーんだ」という印象を持ってしまう。やっと半分で長すぎやしないか?2019/04/17
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