出版社内容情報
内容説明
やることなすことツキに見放されている殺し屋・七尾。通称「天道虫」と呼ばれる彼が請け負ったのは、超高級ホテルの一室にプレゼントを届けるという「簡単かつ安全な仕事」のはずだった―。時を同じくして、そのホテルには驚異的な記憶力を備えた女性・紙野結花が身を潜めていた。彼女を狙って、非合法な裏の仕事を生業にする人間たちが集まってくるのだが―。一気読みエンタメ小説の最高到達点!
著者等紹介
伊坂幸太郎[イサカコウタロウ]
1971年千葉県生まれ。95年東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、短編「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞、08年『ゴールデンスランバー』で第21回山本周五郎賞・第5回本屋大賞、14年『マリアビートル』で大学読書人大賞、17年『AX アックス』で第6回静岡書店大賞、20年『逆ソクラテス』で第33回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
291
殺し屋シリーズ第4弾。殺し屋ブッキングホテルが舞台( ໊๑˃̶͈⌔˂̶͈)集いし者達。シリーズではお約束の、印章によって登場人物達が入れ替わる多視点方式。チームになっているグループもあってねメンバー多っ💦。でも、チームカラーは統一されているので、概ね影響はないよ(高良&奏田コンビがツボ)。誰目線なのかが入れ替わる度に、目的が各々バラバラで別個のお話を読まされていたんだけど、少しずつ絡み合いますよ(予想に難くない)。にしても、シュレディンガーの猫かなぁ。ねこは観測如何に関わらず常にかわいい。と。2026/07/02
ぼっちゃん
56
文庫で再読。今度は七尾がホテルから出ることができない物語。たくさんの殺し屋がホテルに集結する中、誰が味方で敵なのか最後までハラハラドキドキだが、最後はスカッとした読み応え。また「資本主義」の面白い解釈の会話がなどがあるところも伊坂さんのうまいところ。あとがきで『ブレット・トレイン』で主役をしたブラッド・ピットが七尾という役が気に入り続編の要望があったことから書き出されたとのことだったが、今作も映画化されるのかな。【サイン本】2026/06/23
ニッポニア
46
オーディブル。実に痛快。殺し屋だらけのラプソディ。決して重くならない絶妙なテンポで、人がどんどん死んでいく。大ボス退治に向けて加速する殺し屋の右往左往を、僕らはただ店から見下ろしているという快楽を。飄々として、いつも不運を呪う、天道虫、七尾の格好良さが目立ってきた。映画化されたら誰が演じるのだろう。さらに運命を呪うのでなく、受け入れて、受け流す流儀よ。この最高なエンターテインメント小説で学ぶ、置かれた場所で咲きなさい。ありとあらゆることが謎謎じみていた。見事な伏線回収と爽やかな読後感は約束されている。2026/06/26
piro
39
殺し屋シリーズ第4弾。「簡単で安全な仕事」の依頼を受けて天道虫こと七尾が訪れたウィントンパレスホテルが本作の舞台。『マリアビートル』同様不運に見舞われる七尾の姿にニヤニヤが止まりません。時折懐かしい名前が出てくるのも楽しい。裏稼業の人たちのユーモア溢れる会話とスピード感ある展開。パラレルに進むストーリーが次第に収束、そしてどんでん返しと言う伊坂作品の王道パターンにワクワクが止まらず、一気に駆け抜ける様に読みました。相変わらず人が死に過ぎではありますが、久々に伊坂さんの作品を堪能した満足感に浸りました。2026/06/28
アオヤマ君
35
「777」楽しめましたーあの不運な“業者”天道虫こと七尾登場。その他にも良いも悪いも魅力的な“業者”が活躍したり…スリリング。舞台もいい。さりげなく名言。ユーモアのある会話。そう来て…こうなって…あぁ!傑作。2026/07/15
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