出版社内容情報
京都の高校に通う自称平凡女子の萌子は、不思議な力を持つ美貌の幼馴染の理龍を「生き神様」と推す毎日を送っている。
そんな萌子のもとにはときどき、動物の体を借りて現世を訪れた神様や神様の遣い――神様のいそうろうがやってくる。
新たに萌子が出逢ったのは、まん丸のハチワレ猫に入った猫神様。
かつて自身を詣ってくれたある少年の悲しみの波動を感じ、彼を探して欲しいと頼まれるのだが……?
楽しい新キャラや「わが家は祇園の拝み屋さん」の人気キャラも続々登場でますます目が離せない、神様とときめきの新・京都ファンタジー第2弾!
内容説明
萌子は「視える人」である以外は平凡な京都の女子高生。不思議な強い力を秘めた大学生の幼馴染・理龍を〈神〉と崇めて推す、充実の日々を送っている。そんな萌子が今回出逢ったのは、福々しいハチワレ猫に入った「神様のいそうろう」。かつて自分を詣ってくれた少年の強い悲しみを感じ、その子を捜してほしいという。理龍にも頼りにされ張り切る萌子だが、彼の側にいることを敵視する大学部の美少女・明日香が現われて…!?
著者等紹介
望月麻衣[モチヅキマイ]
北海道出身。2013年にエブリスタ主催第2回電子書籍大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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よっち
30
新たにまん丸のハチワレ猫に入った猫神様に出会った春宮萌子。かつて自身を詣ってくれたある少年の悲しみの波動を感じ、彼を探して欲しいと頼まれる第2弾。推しの理龍を巡って因縁をつけきた中野明日香にむしろ興味を抱く萌子。猫神様の依頼で少年を探すうちに、思わぬ繋がりが明らかになっていく展開で、八咫烏の関西本部長代理になっている朔也だったり、京都にやってきた千歳、宗次朗と杏奈の夫妻たちの様子も伺えて良かったですけど、明日香の状況に寄り添い、同担ということもあっていつの間にか意気投合している萌子が微笑ましかったですね。2025/06/17
ひさか
21
2025年6月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ2作目。わが家は祇園の拝み屋さんの世界観を引継いでいますが、ずいぶんとコミカルでほんわかした展開が続きます。恋愛路線は排除し、推しで話を進めるところに望月さんの工夫を感じます。この世界観で、どこまで続くのかな。というところが楽しみ。2025/07/18
ときわ
9
モフモフに神様がいそうろうするので神様なのに可愛い。京都案内もしっかりあった。でもはらはらどきどきわくわくがほぼ無いんだよね。ライバル登場かと思ったらたちまちお友達になっちゃった。まあ楽しい読書時間だったので良しとしよう。2025/07/07
nami miyazaki
3
楽天kobo★明るく楽しい感じの物語でした★かなりライトですが、暑い季節、脳死状態で動画見るしか出来ないよりは、気負わず読めて、登場した神様、神社をスマホで調べたり、古事記ってこういう話なんだーと楽しく本を読むほうが良いと思いました★ただ、なんか物足りないと感じたら、ヒロインの葛藤がないからかーと思いましたが、まあ、神様だから無いわなと納得しました2025/06/27
ヒロ
2
やはり千歳君が登場しましたね。 千歳が理龍に対して「あなたは昔からお変わりないですね」・「昔、やさぐれていた時に助けてくれたのが理龍のご両親と理龍だった」と赤城や猪鹿蝶に話してる。 それに対し猪鹿蝶が「千歳さんがやさぐれていたのは小学生の頃なので理龍が生まれる前」と不思議がる。 だって理龍はあの方が転生しているんですから。 千歳君と寿々がまさかのことになってようとは。 宗次郎さんや杏奈さんも登場したし、次はだれが登場するのやら。 2025/06/23