出版社内容情報
ホメロスによるギリシア英雄譚『オデュッセイア』。男性的な叙事詩の中で、女たちの声は語られてこなかった。
オデュッセウスの帰還を待つ20年、妻ペネロペイアは国を守るため、噂話に耳をふさぎ、無鉄砲な息子を育て、財産狙いの求婚者らを追い払う。
その内心はいかなるものだったのか。12人の女中たちはなぜ殺されたのか――。
『侍女の物語』『誓願』の巨匠アトウッドが想像と語りの才を発揮した、新たなる傑作!
解説・小川公代
★2025年6月 NHK Eテレ『100分de名著』(M・アトウッド『侍女の物語』『誓願』) 指南役:鴻巣友季子
内容説明
ホメロスによるギリシア英雄譚『オデュッセイア』。男性的な叙事詩の中で、女たちの声は語られてこなかった。オデュッセウスの帰還を待つ20年、妻ペネロペイアは国を守るため、噂話に耳をふさぎ、無鉄砲な息子を育て、財産狙いの求婚者らを追い払う。その内心はいかなるものだったのか。12人の女中たちはなぜ殺されたのか―。『侍女の物語』『誓願』の巨匠アトウッドが想像と語りの才を発揮した、新たなる傑作。
著者等紹介
アトウッド,マーガレット[アトウッド,マーガレット] [Atwood,Margaret]
1939年カナダ、オタワ生まれ。トロント大学、ハーヴァード大学で学んだ後、英文学の教鞭をとる。21歳で刊行した最初の詩集『サークル・ゲーム』でカナダ総督文学賞を受賞。70年代にフェミニズム文学の旗手として注目される。二度のブッカー賞をはじめ数々の文学・名誉賞を受賞、名実ともにカナダを代表する作家の一人
鴻巣友季子[コウノスユキコ]
1963年、東京都生まれ。翻訳家、文芸評論家。英語圏の現代文学の紹介と共に古典新訳にも力を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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