出版社内容情報
幼い頃から双子の弟・黒羽湖澄の
異常な執着に苦しんできた松本かぐや。
湖澄は「弟」の顔をした「男」だった。
そしてそんな彼に、平然とかぐやを差し出そうとする母親……。
氷のように冷え切ったかぐやの心は壊れる寸前だった。
しかし、いくつかの出会いを経て、かぐやは
「気持ちに蓋をして生きる自分を
助けてくれる人がいる」ということを知る。
弟が待つアメリカへ行く期限が迫るなか、
かぐやが自分の未来のために出した答えとは――?
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- 和書
- 支那庭園 アジア学叢書