内容説明
中国人の父、日本育ちの母、家族に次々と襲いかかった文化大革命の嵐と開放経済の荒波。日本と中国の狭間で、ここまで翻弄された運命は他にない。
目次
第１章 激動の時代を生きる（父の生い立ち；訪日留学生として ほか）
第２章 二つの「国」に翻弄されて（新生活のスタート；中日国交回復 ほか）
第３章 忘れ得ぬ青春の日々（一九七六年九月九日、新時代の幕開け；毛沢東の死 ほか）
第４章 愛、旅立ちの時（もっと知りたい；「鬼子が村にやってくる」 ほか）
著者等紹介
李珍［リチン］
１９５６年中国・北京市に生まれる。１９８２年二十六歳で来日、１９９１年慶応義塾大学大学院文学研究科修士課程を修了。ＮＨＫ国際局嘱託勤務、都留文科大学中国語非常勤講師のかたわら、１９９１年、ＪＣＰ（ジャパン・チャイナ・プランニング）を設立し、代表取締役社長に。日中両国間の文化を熟知し、「大地の子」「新シルクロード」などを通じて日中共同番組制作コーディネート業務を展開。初めてプロデュースに挑んだ映画「故郷の香り」で、２００３年第十六回東京国際映画祭グランプリ他、多数受賞
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