出版社内容情報
家老河田内膳の陰謀で幽閉された石見国加瀬津藩の城主斉晴を救うため、江戸城下で老中秋尾山城守に上訴を試みた永見功兵衛。だが、いきなり抜刀した家士たちに取り囲まれる。老中も陰謀に加担しているのか? からくも逃れた功兵衛だったが、直後に藩でも屈指の剣の達人伊田与五郎が立ちはだかる。一方、読売の邦市が殺害されたのは夜鷹殺しの裏にあると睨んだ北町奉行定廻り同心の藤森中兵衛は、上役から探索を阻まれ……。
内容説明
家老河田内膳の陰謀で幽閉された石見国加瀬津の城主斉晴を救うため、江戸城下で老中秋尾山城守に上訴を試みた永見功兵衛。だが、いきなり抜刀した家士たちに包囲される。老中も内膳の仲間なのか?からくも逃れた功兵衛だったが、直後に家中でも屈指の剣の達人伊田与五郎が立ちはだかる。一方、読売屋の邦市が殺害されたのは夜鷹殺しに関係しているとにらんだ北町奉行所定町廻り同心の藤森中兵衛は、上役から探索を阻まれ…。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。99年、「駿府に吹く風」(刊行に際して『義元謀殺』に改題)で第1回角川春樹小説賞特別賞を受賞。2012年、第1回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひさか
23
2025年7月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ3作目。探偵稼業の方は今回はやや低調で、それよりも、巧兵衛の主君救出話が主題。敵もさるもので、幕府の高官も抱き込んでの仕業のようだ。立ちはだかる難題に危ぶむ。与五郎が仲間になったことで救出が、100人力になったのは良かった。次回は探偵稼業が少しは進展するのだろうか?。2025/07/13
goodchoice
2
シリーズ3作目だが、話の展開がやや遅く、読んでいてイラっとする感あり。2025/08/04
クー
1
最強の敵が、味方に着いた。姫も江戸に来たが、殿様は大丈夫なのか?2025/09/25
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