出版社内容情報
マジック国際大会で優勝した里見沙希は、帰国したのちマジック用品の実演販売員をしていた。マジシャンを目指す若者を集めて才能を見出す特別カリキュラムの招待状を受け取った沙希は、友人の椎橋彬が参加することを知り自らも参加を決意する。4人グループを組んだ沙希たちに与えられた課題は、ランダムに選ばれたカードを当てる、密閉された水槽からの脱出など無理難題ばかりだった――。「マジシャン」シリーズ待望の完結編!
内容説明
マジック国際大会で優勝した里見沙希は、帰国したのちマジック用品の実演販売員をしていた。マジシャンを目指す若者を集めて才能を見出す特別カリキュラムの招待状を受け取った沙希は、友人の椎橋彬が参加することを知り自らも参加を決意する。4人グループを組んだ沙希たちに与えられた課題は、ランダムに選ばれたカードを当てる、密閉された水槽からの脱出など無理難題ばかりだった―。「マジシャン」シリーズ待望の完結編!
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部を超える人気作となった。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化され、さらにブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞、17年には吉川英治文庫賞候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
24
2025年2月角川文庫刊。マジシャンシリーズ3作目。無理難題なマジックの課題を実現していく沙希が面白い。そこに至るまでのシチュエーションに無理が多いというか、無茶苦茶というか、松岡流の世界構築マジックには難しいものがある。ラストのあっけにとられるバッサリ感が、松岡さん流で楽しい。2025/04/27
sosking
14
小学館のマジシャンが刊行されて20年以上経つのか。イルージョンも小学館の単行本で読んだし、どちらも小学館の文庫本を持っている。角川版はまた内容が若干違うが、このフィナーレだけは今の所、ただ一つの内容なんだよな。ちなみに角川版のマジシャンは555円だったよ。ミッキーマウスも読んだ。紗希は17歳のままだけど、小学生だった我が娘は結婚して子どももいる。ずっと読んできた人達にとっては、この終わりは感慨深いよなぁ。2025/04/07
NAOAMI
13
国際大会で優勝した沙希だったが、胡散臭いアイドルグループに放り込まれたりと、なんか妙な流れ。唐突でちぐはぐな展開の中にも事件の元になるネタも忍ばせたり。マジックに関する豆知識・トリビアは読んでいて楽しい。これまた胡散臭い招待カリキュラムの中で、沙希と彬がチームとなってアヲハルっぽい共同作業なところもヨキ。犯罪の損得勘定的に会社ぐるみにせよプロマジシャンを目指す若者を200人1週間以上宿泊させての手間・遠回りは何なん?純金の価値は桁違いなんだろうけど解せない。無理やりだけどなんだかんだで大団円。まぁいっか。2025/02/26
8番らーめんR
11
マジシャンシリーズ、20数年ぶりの完結。フィナーレの名ににふさわしい爽やかで鮮やかな幕切れに拍手。やきもきするような沙希と彬の成長と恋の行方も平行して描かれる。もちろんマジシャンシリーズの要である不可能マジックとその種明かしもたっぷりあるので読者はどうやってこれを成功させる?と観客になって推理する楽しみも。※海外映画化も進んでいるらしい。2025/04/24
毎日が日曜日
11
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