出版社内容情報
谷中霊園、日暮里駅、神田・お玉が池、神田~隅田川、東中野~中野一丁目、宮ケ瀬ダム、観音崎、群馬県&埼玉県・神流湖、秋葉原、面影橋、姿見の橋、歌舞伎町、品川橋~天王洲、葛飾区、旧三河島町界隈、淀橋、代々幡など。かつて事故や事件のあった場所に現れる幽霊たち。恨みを残して亡くなった場所、自殺の多い場所などを歩き、土地の記憶に耳を傾け、話を聞き、過去の新聞や歴史資料を集め、写真を撮る。史実と伝説のあわいを歩き、声なき声を蒐集した、怪奇ノンフィクション。「そこに『出る』理由。それは幽霊より怖い」京極夏彦(『東京の幽霊事件』単行本帯推薦文より)。怪奇探偵として知られ、幽霊物件や未解決の怪奇事件、心霊写真や心霊ビデオの調査、四谷怪談をはじめとする呪いの歴史的考察など、世間に流布する怪異譚を蒐集し、成立過程および社会史的背景をくまなく徹底的に調査し、執筆する作家・小池壮彦。『日本の幽霊事件』『東京の幽霊事件』を1冊にまとめた決定版。
内容説明
赤坂、吉原界隈、谷中霊園、神田・お玉ヶ池、宮ヶ瀬ダム、観音崎、面影橋、淀橋など、かつて事件や事故があった場所や、自殺の名所に現れる幽霊たち。怪奇探偵として知られる著者は、いわくつきの土地へ赴き亡者の声を聞き、史実や史料から歴史的に考察し土地の記憶を呼び覚ます。史実と伝説のあわいから見えてくるものを詳細に記した怪奇ノンフィクション。『日本の幽霊事件』『東京の幽霊事件』を1冊にまとめた完全版。
目次
第一章 日本の幽霊事件(麻布一連隊跡地 軍都赤坂のメイド霊;円乗寺境内 八百屋お七の足音が聞こえる;市場坂橋 油面坂下の怪談;浅草界隈 お初殺し;多摩川調布堰 魔が呼ぶダム ほか)
第二章 東京の幽霊事件(谷中霊園 火焔心中異聞;日暮里駅 車輪の声;お玉ヶ池 池のほとりの怪異;神田川~隈田川 玉女幻想;東中野~中野一丁目 白い女 ほか)
著者等紹介
小池壮彦[コイケタケヒコ]
1963年、東京都生まれ。作家・ルポライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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