出版社内容情報
ヴァイオリン製作マイスターが、弦楽器(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)の演奏者にむけて「楽器の選び方の具体的なポイントを教えてください」「ニカワとはどのような物ですか?」「駒の運動=魂柱の役割について教えてください」など楽器にまつわる55の疑問に、科学的根拠も示しながら、真摯に答える。客観的にかんがえる手助けとなる「弦の張力データ」や「音階と周波数の比較表」も収録。
「好奇心」をもって、楽器と長く付き合っていくためのヒントが満載!
2000年初版以来のロングセラー『弦楽器のしくみとメンテナンス 2』、タイトルと表紙デザインを変更しての再登場。『弦楽器のしくみとメンテナンス 楽器の性能篇』の後編。
内容説明
「弦楽器は生き物のよう」と、よく言われます。そして素晴らしい演奏者とは、良い演奏をするだけでなく、楽器を育てあげることのできる人でもあるのです。(「はじめに」より)ヴァイオリン製作マイスターが、弦楽器にまつわる55の疑問に回答。「好奇心」をもって、楽器と長く付き合っていくためのヒントが満載!
目次
第1章 弦楽器購入の基礎知識(楽器の選び方の具体的なポイントを教えて下さい;初心者が楽器を購入するうえで注意することは何ですか? ほか)
第2章 木材と製作方法の正しい考え方(木材の乾燥による性能の変化について;ヴァイオリン木材の多様性について ほか)
第3章 弓に関する常識・非常識(弓の材料について;弓にも古くなることによるメリットはあるのですか? ほか)
第4章 弦と駒の知識と扱い方(フランス駒とベルギー駒の違いは何ですか?;駒の運動=魂柱の役割について教えて下さい ほか)
第5章 メンテナンスの実際(楽器の調整をするうえで重要なのはどこですか?;弦を糸巻きに巻き込む時に、弦が抜けてくるのですが? ほか)
著者等紹介
佐々木朗[ササキアキラ]
1963年、東京都八丈島生まれ。筑波大学在学中に始めたヴィオラがきっかけで弦楽器製作に関心が高まり、無量塔藏六氏の「東京ヴァイオリン製作学校」に入学、卒業後ドイツの世界的な製作者であるヨーゼフ・カントゥーシャ氏の工房に入る。1995年、マイスター試験に合格して帰国。東京都杉並区高円寺にて、佐々木ヴァイオリン製作工房を開く。現在、ドイツ・ヴァイオリン製作マイスター、日本弦楽器製作者協会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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