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出版社内容情報
中原における人間同士の戦争を終結したミスマルカ王国の若
き王子、マヒロ・ユキルスニーク・エーデンファルトは人類連
合を結成。北の魔王と呼ばれるゼネフが築き上げた機械化帝国
に迫るが、ゼネフから和平交渉を持ち掛けられる。
周囲の反対を振り切ったマヒロは単身、機械化帝国へと乗り
込んだのだが――そこでまさかのクーデターが勃発! しかも
肝心のゼネフは「私は……誰ですか?」となぜか記憶喪失に!?
人類文明の最果てが生み出した機械の命に、マヒロの信じる
人間理性は通じるのか?
千年の時を超えた戦いが決着する、シリーズ最終章――!
内容説明
中原における人間同士の戦争を終結したミスマルカ王国の若き王子、マヒロ・ユキルスニーク・エーデンファルトは人類連合を結成。北の魔王と呼ばれるゼネフが築き上げた機械化帝国に迫るが、ゼネフから和平交渉を持ち掛けられる。周囲の反対を振り切ったマヒロは単身、機械化帝国へと乗り込んだのだが―そこでまさかのクーデターが勃発!しかも肝心のゼネフは「私は…誰ですか?」となぜか記憶喪失に!?人類文明の最果てが生み出した機械の命に、マヒロの信じる人間理性は通じるのか?千年の時を超えた戦いが決着する、シリーズ最終章―!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
niz001
11
ミスマルカ!?新刊!?最終章!?それはともかく畳み切った!流石に語り切れてない事は多いけども大団円。ウィル子の中で確かに生きているヒデオの思いに目頭が熱くなる。マヒロじゃないと此処まで辿り着かなかっただろうし、ヒマワリでないとゼネフを圧倒できなかった(鈴蘭は?)。お疲れさまでした。2024/12/05
藤崎
11
12巻から早10年近く、ヒマワリのラストからも早4年以上、広げに広げた大風呂敷を、ついに畳んだ最終章・・・え、1冊でまとまるの? みたいな感じで読み進めたのですが、初手から何巻か飛ばしたかってレベルで展開巻きに巻きながら見事なまでにミスマルカで流石の一言。もちろん分量的な意味でどうしても足りないところはありますが、見たかったものは全部見れたと思えるほど盛られていて満足でした。そして、最後に残ったものがあの笑顔であるのなら。それは何かを包むという風呂敷の役割が果たされたのだと思います。ありがとうございました2024/11/30
alleine05
9
『ミスマルカ興国物語』シリーズの最終巻というわりには舞台も登場人物も今までのシリーズとは大きく違っていてあまりシリーズ最終巻らしさが感じられないんじゃないですかというツッコミどころもあるけど、あとがきを読めば事情はだいたい分かったし、そもそも『ミスマルカ興国物語』が一度区切りを迎えてからかなりの年月が経っているのでこちらももう忘れている部分もあるしで、最終的にはなんだかんだで楽しめたしそれなりにきれいにまとまっていたと思う。精霊サーガとか天界クロニクルとしてはどうなのかは知らん。全部は追えていないし。2025/01/02
すまがん
7
そりゃあもっと読みたかったと言えば読みたかったが、それ以上に出してくれてありがとう!!読む前はあれこれ伏線やら結末が気になるものだけど、いざ読み始めたらいかにもな小物が出てきてわちゃわちゃやってるだけで楽し~~!! こんな感情を抱ける作家さんは10年経っても稀有です。いつまでも大好きです。2024/12/22
なめねこ
7
遂に完結!! 確かに、あの頃読んでた熱量は、失われていましたが、この、長く続く世界観を同一にしたシリーズの終わりを読む事が出来て感無量です。 川村ヒデオの想いが1000年経った今でも、ウィル子やゼネフに受け継がれているのに感動した。 ヒマワリも最後出てきて、ジェス、マヒロと楽しそうに過ごせれてて嬉しいです。 また、オリガミシリーズやマスラヲシリーズを読み直したくなりました! 鈴蘭や、ヒデオ、ウィル子、マヒロ達をもっとずっと永遠に読んでいたかったな〜2024/12/16