出版社内容情報
見晴らしの良い丘の上に建つ〈洋食屋オリオン〉。扉を開けると看板猫がお出迎え。この店の変わらぬ味は、客たちの思い出と結びついている。会ったことのない父親の葬儀に出た女性が、秘められた絆に気づくナポリタン。愛猫の介護をする主婦の、すり減っていく心をほっと温めるミートドリア。学校で居場所をなくした少年が、後悔とともに頬張る夏野菜のカレー。別れを経て、新しい一歩を踏み出す人々の揺れる心を丁寧に紡ぐ物語。
内容説明
見晴らしのいい丘の上に建つ〈洋食屋オリオン〉。扉を開けると看板猫がお出迎え。この店の変わらない味は、客たちの思い出と結びついている。会ったこともない父親の葬儀に出た娘が、秘められた絆に気づくナポリタン。愛猫の介護をする女性の、すり減っていく心をほっと温めるミートドリア。学校で居場所をなくした少年が、後悔とともに頬張る夏野菜のカレー。別れを経て、新しい一歩を踏み出す人々の揺れる心を丁寧に紡ぐ物語。
著者等紹介
沖田円[オキタエン]
愛知県安城市出身。2012年『一瞬の永遠をキミと』で作家デビュー。18年『千年桜の奇跡を、きみに 神様の棲む咲久良町』(「咲久良町シンフォニー」を改題)で、ピュアフル小説大賞金賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クレイン
11
前作がすごい好きだったこともあり、シリーズ最新作が出ていたので、即購入… 全体的にものすごいスッキリするとかそういうお話ではないが、ソッと寄り添う感じの話が多い。物事の見方の多様性というのだろうか。少し冷静になってみると案外複雑に思うこと単純だったりする。この方のお話読んでいるとこの事を切に感じる。2025/06/19
読書好き・本屋好き堂
9
シリーズ第2弾。 今回も洋食屋オリオンのお料理とデザートが美味しそうでたまらなかった😋 猫のネロも可愛いし💕 でも外で読むのは危険なほど号泣しながら読了😭 ラストは何だかとってもほっこりと心が温かくなった😊🍀2025/05/27
ゆり
5
ほっこりした空気がいい。オリオンのご飯描写は相変わらず美味しそうで、ナポリタンは匂いがしてきそうなほど。シリーズになるとは思っていなかったので、またオリオンの話を読めてよかったです2025/05/28
ユウハル
5
各話の主人公たちの人生の大事な場面に存在する洋食屋オリオン。どのメニューも美味しそうで読んでいるだけでお腹が空いてくる。そしてメニューごとにそれぞれの大事な思いが添えられていて、とても心に沁み入ってくる。とても大切な場所。2025/05/23
TOMTOM
2
短編連作の中で洋食屋オリオンは、物語を提供する場であり、アクセントの立ち位置で、その場に至るまでの物語や、その場での物語が多様でどれもが穏やかな話ばかり。安心して読める一冊でした。2025/06/04
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