出版社内容情報
第五皇子の生誕で勢力図に大きな変化が生じた後宮で、女医の李翠珠（りすいしゅ）は日々の診察に励んでいた。特に第五皇子を産み昇格した栄賢妃の診察は一苦労。癇癪持ちでわがまま放題な彼女は、第五皇子に水痘（すいとう）らしき症状が出たことで過剰反応し、さらに次々と騒ぎを起こしていた。そんな中、翠珠は栄賢妃が唯一信頼する女官、蓉茗（ようめい）と思いがけず仲良くなり――。
御史の夕宵（ゆうしょう）との仲にも進展あり！？
変化と恋の中華お仕事ミステリ第３弾！
内容説明
第五皇子の生誕で勢力図に大きな変化が生じた後宮で、女医の李翠珠は日々の診察に励んでいた。特に第五皇子を産み昇格した栄賢妃の診察はひと苦労。癇癩持ちでわがまま放題な彼女は、第五皇子に水痘らしき症状が出たことで過剰反応し、さらに次々と騒ぎを起こしていた。そんな中、翠珠は栄賢妃が唯一信頼する女官、蓉茗と思いがけず仲良くなり―？御史の夕宵との仲にも進展あり！？変化と恋の中華お仕事ミステリ第３弾！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
32
色んな変化があった今巻。2025/02/27
よっしー
22
今回は大きな事件も起こらず…次の騒動に向けての幕間といった感じなのでしょうか。あるいは、働く女性の生きづらさや周囲の理解の無さに焦点を当てたお話だったのかな。翠珠が自分の恋心に気が付き、少しずつ距離を縮めているのは微笑ましいですが、結婚となると高すぎる壁が待っているようで…。今後はその辺りの話が進んでいくのかな？2025/02/22
よっち
22
第五皇子生誕で勢力図に大きな変化が生じた後宮。その第五皇子に水痘らしき症状が出たことで過剰反応した生みの親の栄賢妃が次々と騒ぎを起こす第3弾。昇格した栄賢妃がたびたび癇癪を炸裂させて、周囲が難しい対応を迫られる中、栄賢妃が唯一信頼する女官・蓉茗と思いがけず仲良くなってゆく女医の李翠珠。そこから一人の老太監の死、栄賢妃の情緒不安定な原因、そもそもの水痘に関する意外な真相を見出していく展開で、自覚していく夕宵への想いの一方、周辺事情の前途多難っぷりは垣間見えたものの、上手く両立の道を見つけてしてほしいですね。2025/01/05
