出版社内容情報
幾度ものピンチを乗り越えてきた優莉姉妹。父親・匡太の生存が明らかになったいま、より厳しい戦いが予想された。真実を知る矢幡が総理に復帰したことで状況はどう変化していくのか。シリーズ20巻記念作!
内容説明
週刊誌の編集部を襲撃し、テレビ局を占拠した日登美たちは、優莉匡太への批判を封じる言論弾圧を実施した。矢幡政権の方針のもと、同級生の身の安全を守るために瑠那と伊桜里、そして凜香の3人はとある無人島に隔離されて授業を受けることになる。不満を覚えつつも学校代わりの建物を探索する3人のもとに予期せぬ来訪者が現れる―。突如として開催された林間学校。国家を揺るがす激しい戦闘が幕を開ける、衝撃の20巻!
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部を超える人気作となった。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化され、さらにブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞、17年には吉川英治文庫賞候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
347
エンターテイメントに徹して、シリーズキャラすら使い捨てていく、作者の一貫した姿勢がすごい。ついにここまで来たかというハチャメチャ展開で、間違いなく面白い。異次元のスケール感になってきた代償として、ほとんど奇跡のような戦略を成功させないと、主人公側を勝利させることが不可能で、瑠那の行動を予測して丘に集合するとか、かな~りオッズの厳しい博打を打っておきながら「わかんなきゃ馬鹿でしょ」とか言っちゃう結衣に、少し白けた気持ちになった。この状況で、匡太が矢幡総理を生かしておいているのも、もはや不自然に思える。2024/08/01
starbro
174
【★高校事変 完読プロジェクト】 https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11705040 JK青春ハードボイルド『高校事変』第20弾です。遂に区切りの20巻まで来ました。本巻は、怒涛の展開、著者にトム・クランシーが憑依した感じでした。KADOKAWA刊なので、文春砲モドキを殲滅しました(笑) 続いて8月刊行の21巻へ。 取り敢えず22巻まで刊行が決まっています。 https://promo.kadokawa.co.jp/matsuokakeisuke/2024/08/27
ひさか
76
孤島に集められた結衣たちに自衛隊が殲滅作戦を実施するという荒唐無稽さは、何でもありの世界では大人しい方なんじゃないかと思えます。それでも楽しめるのが、高校事変で、なんと21、22と連続刊行とか。次はいかなる戦いか?楽しみです。2024/09/29
H!deking
71
なんていうか、ここまでくるとコメントに困りますが結末気になるのでとりあえず読みました。今回の敵は自衛隊ですね。2024/08/18
mayu
63
無人島での林間学校として隔離された結衣たち。味方だと思っていた人物の裏切りで、予想外の対決へ。日登美も無人島に来て共闘。かつては敵として戦っていたはずなのに、実は結衣に惹かれているのがわかって、なんだか微笑ましい。とんでもない総攻撃に失われた仲間もいるが、最後は結衣と瑠那の信頼に基づいた作戦勝ちだった。四姉妹で暮らす平穏な日常は望んでもなかなか実現せず、切なくなる。父の率いる半グレ、政府との三つ巴の戦い、いよいよクライマックスか。連続刊行の次巻に期待。2024/08/20