出版社内容情報
おだやかに過ごす日々。家の庭の木が長い間にとても大きくなり、去年は害虫の発生もあって、ついに伐採と強剪定をすることになった。今まで陽が射さなかった地面には苔とシダが大繁殖していたが、剪定後の庭はまるで家ごとどこか遠くの南の島に引っ越したかのように明るくなり、空がたくさん見えるようになった。わあ、と驚き、しばらく慣れずにとまどったほど。身近な変化による大きな気分転換。思考の流れも変わったようです。
内容説明
おだやかに過ごす日々。家の庭の木が長い間にとても大きくなり、去年は害虫の発生もあって、ついに伐採と強剪定をすることになった。今まで陽が射さなかった地面には苔とシダが大繁殖していたが、剪定後の庭はまるで家ごとどこか遠くの南の島に引っ越したかのように明るくなり、空がたくさん見えるようになった。わあ、と驚き、しばらく慣れずにとまどったほど。身近な変化による大きな気分転換。思考の流れも変わったようです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こがねの いずみ
12
一人でいることは、寂しくない。自分の好きな環境で自分の興味を持つことをじっくりと研究できるのだ。人間関係のこと、地球のこと、哲学的なこと、料理も掃除も洗濯まで含めたら、研究テーマがたくさん!生きる気力を与えてくれた作品2025/05/06
ナオ
10
つれづれノート47。あと3冊で50冊になるんだなーと、しみじみする。中ページにある写真が今回は全て大きくて、こっちの方が好きかもと思う。で、ヤマモモの木の写真に太陽の塔を思い出したと書かれてましたが、私にはいつか見た作者が風の強い所で撮った自撮り写真に似てるなーと思いました。穏やかな時の中で、日々色んなことに挑戦したり してるのが凄いなーと思う。そして将棋に対する熱とゆーか、観戦する事が生活の一部になってるのが、何か面白いです。次は10月だと思うけど、作者も私も元気で会えたら良いなーと思う。2025/04/29
きのこ
5
出ると必ず買ってしまう「つれづれノート」。地球の片隅の日本の宮崎県に生きている銀色夏生という人の、特に大きな起伏もなく激しい変化もない毎日の生活を綴っただけなのにどうして読みたくなっちゃうんだろうな。農業も、温泉も、将棋観戦も、少しずつ変化しながらそれでも前巻とあまり変わらない。もはや生き様自体が作品なのか。それはそうと銀色さんはホラー映画をよく見るなあ。自分がホラーやスリラー系統が一切ダメなので、胸くそ映画とわかっていてなぜ見るのか不思議。映画ファンとはそういうものなのか。2025/05/26
とり子
3
ずーっと読んでいるシリーズ。もう47冊目。発売直後に読んだのは久しぶり。やっぱりこの銀色さんの穏やかな生活(まあいろいろあったけど)、自由な気持ちがとても好き。 似たような日記があとからあとからいろいろ出てくるけど、私はやっぱりつれづれノートの自由さが好き。あとご飯が好き。 私が読み始めたのは銀色さんの下の子が生まれた時。もうずっと一緒に生きています。 noteの静けさのほとり、一時期熱心に聞いていたけど、まだ続けられているとのこと。またふらりと聴いてみようかな。 2025/05/11
みー
3
面白かった。 毎回、タイトルがぶっ刺さる。 今回も、ハッとした。 すごくなくていい。。 等身大の自分をただ生きたいのに、すぐに欲深くなる私へのメッセージに思えた。 タイトルを噛み締めています。 銀色さん、相変わらず映画をよく見てるねw2025/04/25