出版社内容情報
戦国北端の武将・南部氏。だが、そこには内紛の種がいくつも芽を出そうとしていた。当主となった南部信直は、領地の統治を試みるが、同族と熾烈な争いが勃発。さらに安東氏、拡大を続ける伊達氏、そして南部から独立した津軽氏までもが迫ろうとしていた。奮戦する信直をよそに、天下統一の波が押し寄せ──。大津波、大震災、そして戦国の波を乗り越え、手腕を発揮した南部氏を描く、長篇歴史小説。
内容説明
戦国時代、東北の陸奥と出羽において、大きな勢力を誇っていた南部氏。その惣領たる三戸南部家の24代目当主三戸晴政の婿養子・田子信直は、次期当主と目され、戦功を上げる活躍を見せていた。だが、晴政に嫡子が誕生したことにより、跡継を巡る争いに信直は巻き込まれていく。分裂する支族たち、そして反旗を翻す津軽・大浦家。さらに、晴政からも信直は狙われることに―。激動の南部氏を描いた傑作歴史長篇。全2巻。
著者等紹介
近衛龍春[コノエタツハル]
1964年生まれ。大学卒業後、オートバイレースに没頭。通信会社勤務、フリーライターを経て『時空の覇王 戦国放浪者信長 本能寺脱出行』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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