「特攻」の聲―隊員と遺族の八十年

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「特攻」の聲―隊員と遺族の八十年

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041150467
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

【「エンジンのついた爆弾」で飛んだ男は、戦後三十年、誰にも語らず水道を整備した】
昭和19(1944)年、苦戦を余儀なくされる中で組織された必死必殺の「特別攻撃隊」。大戦中「軍神」として崇められ、戦後は戦争犯罪者と言われた隊員や遺族たちには、胸に秘め続けた想いがあった。
笑顔の写真を残した荒木幸雄、農場経営が夢だった森丘哲四郎、出撃直前「湊川だよ」とつぶやいた野中五郎……自らの命を懸けた特攻隊員たちは、私たちに何を託したのか? 30年以上にわたり元隊員と遺族の取材を続けてきた記者が、今だからこそ語られた証言に耳を澄ます。

最初の特攻出撃を見送った第一航空艦隊副官
「娑婆の未練」を断ち切り二度飛び立った元隊員
沖縄で特攻機の最期を目に焼き付けた女性
晩年、想い人の遺影を病床で握りしめた婚約者
彼らの「戦後」は終わっていなかった――

【目次】
序章 笑顔の奥の真実を求めて

第一章 出撃した者たち
一 最初の特攻
二 学徒出陣の特攻隊員
三 死を決断した者の「目」
四 沖縄だけが見た最期
五 非情な人間ロケット
六 「後に続くを信ず」が問いかけるもの

第二章 見送った者たち
一 終わらない終戦――母
二 同じ海へ還る――婚約者
三 残された者の宿題――父と弟
四 慰霊の心の旅――大西中将の妻

第三章 大義に生きた者たち
一 楠公精神の系譜
二 海外の評価

あとがき
主要参考文献

内容説明

出撃前の笑顔、母が堪えた涙―残された思いを探して。昭和19(1944)年、苦戦を余儀なくされる中で組織された必死必殺の「特別攻撃隊」。戦時中「軍神」として崇められ、戦後は戦争犯罪者と言われた隊員や遺族たちには、胸に秘め続けた思いがあった。笑顔の写真を残した荒木幸雄、農場経営が夢だった森丘哲四郎、出撃直前「湊川だよ」とつぶやいた野中五郎…自らの命を懸けた特攻隊員たちは、私たちに何を託したのか?30年以上にわたり元隊員と遺族の取材を続けてきた記者が、今だからこそ語られた証言に耳を澄ます。

目次

第1章 出撃した者たち(最初の特攻;学徒出陣の特攻隊員;死を決断した者の「眼」;沖縄だけが見た特攻隊の最期;非常な人間ロケット;「後に続くを信ず」が問いかけるもの)
第2章 見送った者たち(終わらない終戦―母;同じ海へ還る―婚約者;残された者の課題―父と弟;慰霊の心の旅―大西中将の妻)
第3章 大義に生きた者たち(楠公精神の系譜;海外の評価)

著者等紹介

宮本雅史[ミヤモトマサフミ]
1953年、和歌山県生まれ。産経新聞社東京本社編集委員。慶應義塾大学法学部卒業後、産経新聞社入社。90年、ハーバード大学国際問題研究所の訪問研究員、90年11月‐91年12月まで、ボランティアでジョセフ・ケネディ下院議員(当時)ボストン事務所のプレス担当秘書を務める。93年、ゼネコン汚職事件のスクープで日本新聞協会賞を受賞。司法記者クラブキャップ、警視庁記者クラブキャップ、バンコク支局長、東京本社社会部次長、社会部編集委員、那覇支局長などを歴任する。特攻隊戦没者慰霊顕彰会評議員、神風特攻敷島隊五軍神愛媛県特攻戦没者奉賛会顧問。本部御殿手真武会本道場を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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朗読者

21
合掌。特攻隊員たちの特攻前の振る舞い、言葉、苦悩。記録と取材をもとにそれらを紹介していただいている。とりわけ特攻前日の写真に写る隊員たちの笑顔は、心を定めた人の放つ崇高さが溢れている。そして遺族の苦悩。戦後に特攻が蔑まされた時代があり、身内に隊員がいたことを隠さざるを得なかったという話は辛かった。後半は今も世界で起きている戦争に触れられていた。隊員たちが見たら泣くぞ、そう思う。人間は愚かで過ちを繰り返す。平和を唱えていても駄目で、武装を含めていかに国を護るか考える必要がある、という遺族の言葉もまた重い。2024/11/20

ゆき

8
亡き叔父を重ねて読みました。叔父は特攻隊員の整備士でした。生きて帰って来ました。多くを語らなかった叔父。読了後、叔父に少しだけ近づくことができたでしょうか?2024/10/14

inarix

4
彼らは、平和になった時代に興す事業の夢を詳細にノートに綴り、無邪気に「捕虜になってでも生きて帰ってきて」という少女に「俺だって生きていたいよ」と漏らす。戦時中は軍神ともてはやされ、敗戦後は戦争犯罪者と言われた彼らと、彼らを見送った人々の、長い戦後の果てに消えて行こうとする『聲』を、著者が丹念に掬いあげていく。東の空から特攻機が飛来すると、米軍の砲撃が地上から空に標的を変える。砲撃がやんだ合間に命をつないだ、沖縄・読谷村に住んでいた女性が特攻機に叫んだ言葉が胸を刺す。『有難う。でも、もういいから帰って』2025/03/27

Lesta01

2
聲を聞きたくて読んでみた。・その中で…【 私たちは、戦後日本の平和と安寧に感謝すると同時に、平和の礎となった英霊に感謝することを忘れてはならない。】・静岡で勤務してた頃、人生の師匠から知覧特攻平和会館のことを聞き、居ても立っても居られなくなり高速を走らせ28時間かけ知覧に向かったことがある。三十半ばを過ぎて訪れたが、これほどまでに魂が震えた場所はない。聞いていた話しとあまりにも違いすぎて、これ以上手を抜いて生きていたら、未来のために命を捧げた先輩方に申し訳ないと思い、生き方を根底から変えたことを思い出す。2025/02/23

白としろ

2
出撃した者たち。見送った者たち。2025/01/28

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