角川文庫<br> キッチン常夜灯―真夜中のクロックムッシュ

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角川文庫
キッチン常夜灯―真夜中のクロックムッシュ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041150153
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

夜から次の日の朝まで開いているビストロ「キッチン常夜灯」。同期の南雲みもざに連れられて、34歳のつぐみは初めて店に足を踏み入れて以来、「今日は常夜灯に行く」ことを、仕事のモチベーションにしている。つぐみは、みもざが店長を務めるチェーン系レストランを経営する株式会社オオイヌ・本社営業部に所属している。「女性活躍」の目標のもと、女性が店長になった代わりに、ベテランの男性社員が本社勤務になった。そんな彼らに気を遣いながら、日々仕事に忙殺されているが、直接お客さんと接するわけではなく、やりがいを見出すことが難しい。結婚を意識する彼氏とも、最近ぎくしゃくしはじめている。仕事で疲弊する分、オフを充実させようとするものの、充実が何なのかが自分でもよく分からず、毎日不満とストレスだけが蓄積されていく。そんなある日、秋のデザートメニュー開発を頼まれてしまい……。

内容説明

街の路地裏で、夜から翌朝まで開く「キッチン常夜灯」。同期のみもざに連れて来られて以来、ここを訪れるのが、つぐみの唯一の楽しみだ。涼しげなヴィシソワーズ、とろけるシェーブルチーズのサラダ、若鶏のバスク風煮込み―。現場に疎まれる本社勤務は、ベテラン社員に気を遣い、雑務に忙殺される日々。結婚を意識する彼とも会えていない。疲弊し焦燥する心が、丁寧な料理にゆっくりほどけていく。共感たっぷりの温かな物語。

著者等紹介

長月天音[ナガツキアマネ]
1977年新潟県生まれ。飲食店勤務経験が長い。2018年『ほどなく、お別れです』で第19回小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

122
シリーズ2作目。前作主人公だったみもざの同期つぐみが主人公。現場と本社の温度差の苦悩とか女性活躍の問題点とかお仕事小説としても面白い。ファミレスの裏側も垣間見れて興味深かった。💘何事も問題を解決しながら進んでいくしかないですからね。💘迷うべき時は、しっかり迷って、結論を出します。💘結局はさ、呪いは自分で解くしかない。自分でしか、解けない。 悩めるつぐみに寄り添う「キッチン常夜灯」。読後はお腹も心も満たされた気持ちに。さぁ、私も「自分の場所」でがんばろう。 2024/06/07

モルク

119
前作の主人公みもざの同期の友人で本社営業部に勤務するつぐみの話が中心となる。クレーム処理や雑務に追われるつぐみの帰りはほぼ深夜。同じ会社のチェーン店にいる年下の彼氏ともすれ違いが続きストレスがたまっていた。そんなときみもざに連れていってもらった「キッチン常夜灯」。心暖まる料理と会話がつぐみの心を癒す。次々と起こるトラブルに彼女は…そして彼氏とは…。キッチン常夜灯の美味しそうな料理、名前を聞いただけではどんなものかわからないものもあったけど、食べたい!そして奥山様の結婚式後の食事会のシーンは涙がほろり。2024/07/13

machi☺︎︎゛

108
前作で主人公だったみもざの同期で本社勤務のツグミが今回の主人公。女性活躍をテーマにした本社でどうもいいように使われている気がしているツグミは毎日遅くまで雑用やクレーム対応に追われていた。恋人とも最近うまくいってなくて全然納得のいかない毎日。そんな時みもざがキッチン常夜灯に連れて行ってくれる。そこでツグミは忘れていた大事なことや仕事やプライベートでの大事なヒントを得る。夜中から朝までやってる常夜灯での美味しそうなご飯と人間模様が楽しめた一冊。2024/08/18

Karl Heintz Schneider

106
使えない同僚、客からのクレーム、それを見て見ぬふりする上司、連絡をくれない恋人。そんな毎日に疲れ果てていたつぐみだったがある日、同僚の勧めで一緒にキッチン常夜灯へ行くことに。静かで落ち着ける店内、気持ちの良い接客、よく冷えた白ワイン、美味しいフランス料理の数々、そして締めはシェフ特製の具だくさんスープ。「このお店は行き場のない人たちを掬い取ってくれてるみたい。まさに常夜灯なんだよ。」現実でこんな店に巡り合えることはなかなかないだろうけど、読んでいる私も一緒にこの店の常連になった気分になれて、私は大好きだ。2024/08/14

Kazuko Ohta

103
なにしろこの前に読んだのが『ケモノの城』だったので、一刻も早くあの状況を頭から消し去りたいと思って手に取ったのが本作でした。第1弾と主人公は同じだと思ったら違うことに意表を突かれる。なるほど、同じ会社の他部署の女性が主人公なのですね。前作は現場の店長が主人公、本作は本社勤務の女性の話。美味しそうな料理の描写が並ぶだけで幸せな気分になれるというものです。正直なところ、主人公の恋愛話はまぁ良しとして、キッチン常夜灯での恋愛話は別に要らんと私は思ってしまうのですが、美味しいものを一緒に食べれば恋も生まれるか。2025/04/05

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