出版社内容情報
戦後日本を代表する小説家・山田風太郎の生誕100周年を記念した、時代小説ベストコレクションです。
山田風太郎の作品は、現代もののミステリ、忍法帖、明治もの、室町もの、エッセイ・ノンフィクションなどに大別されますが、代表作のひとつ『妖説太閤記』のように、忍法帖や明治ものに属さない時代小説も少なくないです。
没後20年に当たる2021年から生誕100年に当たる2022年にかけて、各社から風太郎作品が次々と復刊されていますが、ミステリーと忍法帖がほとんどであり、時代物の短篇は二十年以上も新刊で手に入らないものばかりです。
今回はそれらのうち、8作品を収録しました。
内容説明
首を斬られても、断面から生え変わらせて再生する男。出会ったこともない兇賊に恋をし、彼に指を切られたいと願うインドの少女。豊臣家滅亡から江戸幕府繁栄まで、激動の時代を生きた武士や女、そして忍者たち。様々な人間の欲望や献身、嫉妬や愛情が交錯し、それぞれの物語はあっと驚く鮮やかな結末を迎える。令和に読んでも数多くの新しい発見がある、山田風太郎の時代小説、全8編を収録。
著者等紹介
山田風太郎[ヤマダフウタロウ]
1922年、兵庫県生まれ。1947年、探偵小説誌『宝石』の懸賞募集に入選してデビュー。異色の探偵作家として活躍するが、1958年にスタートした「忍法帖」シリーズがベストセラーとなる。2001年の没後も旧作の復刊、未刊行作品の発掘が相次いでいる
日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968年、神奈川県生まれ。専修大学文学部卒。出版社勤務を経て、現在ミステリー・SF評論家、アンソロジスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サケ太
栗山いなり
ベック
ドットジェピー
isbm