- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 角川スニーカー文庫
出版社内容情報
「絶交です。大嫌いです! 二度と私に顔を見せないでくださいね!」「分かったよ。もう会わないようにしよう」
イギリスの学校で親しくなった久東聡太とアメリア・リリィ・スタッフォード。楽しい時間を過ごす中、聡太から日本に帰ることを聞いたリリィは怒りだし喧嘩別れしてしまう。
それから半年後、リリィは聡太の高校に留学し、さらに彼の家をホームステイ先に選んでいた。突然の再会とリリィとの同棲生活に戸惑いながらも聡太が「何しに日本へ?」と問いただすと、頬を赤らめたリリィから「はなよめしゅぎょう、です」と告げられて……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
23
留学先のイギリスの学校で親しくなったリリィと喧嘩別れしたまま、日本に帰国した久東聡太。半年後、リリィは聡太の高校に留学し、さらに彼の家をホームステイ先に選ぶ青春ラブコメ。突然再会したリリィとの同居生活に戸惑い、リリィの目的が実は花嫁修業だと聞いてさらに深まる困惑。イギリス時代は恋人同士認識していたリリィと、友人だと思っていた聡太という根本的な認識のズレが埋まらないまま、聡太をからかう美聡を意識して、すれ違いや負けず嫌いが加速する2人の関係。意外と難易度が高そうですが、聡太にいかに気づかせるのか続巻に期待。2024/05/01
真白優樹
9
イギリス留学中に仲良くなった貴族令嬢と喧嘩別れした少年が、彼を追いかけて留学してきた貴族令嬢と再会し始まる物語。―――恋人として、求めて。友人として、求めて。 恋人と思っているからこそぐいぐい来る貴族令嬢に、友人と思っているからこそ振り回される物語であり、割とドタバタの強い中にぐいぐい頑張るヒロインの魅力が詰め込まれている物語である。まだ気づかぬ、すれ違ったままの二人の関係への認識。いつかそれが明らかになる時、そこにはどんな展開が待っているのだろうか。この先のイベントとは。 次巻も勿論楽しみである。2024/05/02
マルしぇちゃん
4
伝統的な鈍感系割とできるヒーローと好意を素直に表せないヒロインとの勘違いすれ違い様式美ラブコメ う~んヒーロー側のこの鈍感さ演出の理由は最初に持ってきてほしいかなと思ったりした。 あまりキュンという感じはなくてドタバタラブコメという感じかな1巻としては2024/05/02
rotti619
3
イギリス留学先で久東聡太が仲良くなったアメリア・リリィ・スタッフォードから、別れ際に絶交と言われたのに「はなよめしゅぎょう」と称して留学にやってきた、というすれ違い系のお話。ミドルネームで呼ぶことを許すのは家族=婚約と捉えてた彼女からすると帰国を選択した聡太は許せないかも知れないが、1年後に帰る事を最初から言っていた彼からすると、解せぬ気持ちはわからなくもない。この意外とポンコツで人の話を聞いていないリリィの性格がオチで盛大に使われる所は中々面白かった。日本語になると舌っ足らずになるところも良い。2024/05/03
ARI
0
イギリスで出会った女友達のリリィ。喧嘩別れをしたはずの彼女が、今度は日本にやって来た。しかもその理由は花嫁修業、一体どういうことだ? と思えば、ヒロイン視点では、自分たちは恋人同士だと思いこんでいて、だというのに主人公があまりに素っ気なく帰国してしまうことに怒っていただけだとか。そんなすれ違いが続いたまま繰り広げられるラブコメでした。ヒロインがツンデレであることが、このすれ違いを上手く話として転がすのには非常に効果的に働いているけど、恋愛をしっかり進展してほしいと思う身としては悪手でしかないんだよなぁ……2024/05/03