角川スニーカー文庫 真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました〈１４〉

ざっぽん【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2024/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 262p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041149164
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

　終戦後のレッド達の正体を巡る騒動も、懐の広いゾルタンでは大きな問題にならず、いっそう平和な冬を迎えていたある日、ヤランドララから帰港の便りが届いた。
　それは、"彼女が帰ってきてから結婚式を行う"という約束を果たす日が来たということで――。レッドとリットはふたり、期待と喜びと幸せ、そしてちょっとだけの不安を胸に、招待状をしたためて、衣装を仕立てて……。
「ふふ、似合うかな」
　ふたりで始めた辺境スローライフは、たくさんの思い出と、みんなからの祝福に包まれ、幸せ溢れる日を迎える――！

内容説明

終戦後のレッド達の正体を巡る騒動も、懐の広いゾルタンでは大きな問題にならず、いっそう平和な冬を迎えていたある日、ヤランドララから帰港の便りが届いた。それは、“彼女が帰ってきてから結婚式を行う”という約束を果たす日が来たということで―。レッドとリットはふたり、期待と喜びと幸せ、そしてちょっとだけの不安を胸に、招待状をしたためて、衣装を仕立てて…。「ふふ、似合うかな」ふたりで始めた辺境スローライフは、たくさんの思い出と、みんなからの祝福に包まれ、幸せあふれる日を迎える―！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[芳樹]

【BW】ヤランドララがゾルタンに戻ってくるという知らせを受けたレッドとリットが、ついに結婚式に向けて動き出す今回。ヤランドララから得た知識、魔王タラクスンと配下シサンダンとの因縁のやり取りを経て、勇者、魔王とはどんな存在か、その加護は何かという最後の残された謎も明らかになったことで、本作品の緻密に作り込まれた世界観に鳥肌がたちました。さて、表紙のウェディング姿の二人に本作もいよいよおしまいか…と思いましたが次回が最終巻とのこと。結婚したレッドとリットだけでなく皆のその後が語られるであろう次回が楽しみです。

2024/05/05

[dorimusi]

ヤランドララが帰ってきて、ついにレッドとリットが結婚。さらに勇者と魔王とデミス神の話しの伏線も回収しけりが付いた感じ。気持ちよく大団円だな、完結お疲れ様と思ったらもう1巻出るらしい。蛇足にならないと良いけど。 デミス神の愛と完璧な魂のせいで人間の生き方が変わる。もしかしたら現実もこんな感じなのかなぁと思ったり。

2025/04/05

[史]

全てはスローライフのために。

2024/07/05

[ARI]

表紙がウェディングドレス……、まさか最終巻なの！？　と思っていたら、次回が最終巻らしいです。二人の結婚のその後、たしかにここまでゆっくりと二人の歩みを見てきた作品なんですから結婚でおしまいというのも少し味気ないかもですし次回が楽しみです。 さて、今回はヤランドララから伝えられる加護の話や、魔王たちの旅路が遂にゾルタンに……、という話なわけですが。やはりその中でのハイライトはレッドの見せた、今ここにある幸せ、リットと共に歩む未来への希望でしょう。懲りない神相手へのあの啖呵は痺れましたよ

2024/05/04

[水無月冬弥]

ついにレッドとリットが結婚。いやあ、素晴らしいここまで読み続けた回がありました。そんな２人の幸せを邪魔しようとする神様もいたようですが、勇者のおかげで大団円に……。まさか、勇者にそんな複数の意味を持たせるなんて、まさしくこの話は「勇者を救う物語」でしたね。ここで完結でもいいけど、もう１巻あるそうで、これは楽しみです。

2024/07/03