出版社内容情報
「おっぱいがほしい」仕事を辞め我が子の育児に奮闘している暁彦が、妻の咲喜にぽつりとこぼす。男の自分ができること、やるとおかしいことの狭間で悩みながら日々を過ごす中、とある子育てブログに出会い光を見出す。ふとしたきっかけで、川の向こうに住むブログの著者と会うことになり……。男性目線で描かれる性差と役割を問う「わたれない」をはじめ、七夕伝説の織女と牛飼いが天の国を離反する「ながれゆく」など、4編を収録した連作短編集。
内容説明
「おっぱいがほしい」会社を辞め我が子の育児に奮闘中の暁彦は妻にそうこぼした。男の自分ができること、やると変だとされることの狭間で悩む中、とある育児ブログを発見する。ひょんなことからそのブログの著者と会うことになり…。男性目線で描かれる性差や役割を問う「わたれない」をはじめ、七夕伝説の織女と牛飼いが天の国を離反する「ながれゆく」など、しがらみという川を越え新たな景色に連れていってくれる4篇を収録。
著者等紹介
彩瀬まる[アヤセマル]
1986年、千葉県生まれ。2010年「花に眩む」で第9回「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞しデビュー。16年『やがて海へと届く』で第38回野間文芸新人賞候補、17年『くちなし』で第158回直木賞候補、同作は第5回高校生直木賞を受賞した。19年『森があふれる』で第36回織田作之助賞候補、21年『新しい星』で第166回直木賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Karl Heintz Schneider
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