出版社内容情報
病気がちな母と暮らすジョバンニは、学校帰りに活版所で働いて家計を助けている。いじわるな級友から父の不在をからかわれ、つらい思いをする彼の気持ちを、親友のカムパネルラだけはわかってくれていた。祭りの夜、あらゆる星が輝く夜空の向こう側へと、二人は銀河鉄道に乗って旅に出る――。すべてがきらきらと輝く、かけがえのない物語。
内容説明
病気がちな母と暮らすジョバンニは、学校帰りに活版所で働いて家計を助けている。いじわるな級友から父の不在をからかわれ、つらい思いをする彼の気持ちを、親友のカムパネルラだけはわかってくれていた。祭りの夜、あらゆる星が輝く夜空の向こう側へと、二人は銀河鉄道に乗って旅に出る―。すべてがきらきらと輝く、かけがえのない物語。
著者等紹介
宮沢賢治[ミヤザワケンジ]
1896年、岩手県花巻生まれ。盛岡高等農林学校卒。農学校で教鞭を執るかたわら、意欲旺盛な創作活動をする。30歳の時に農学校を退職、独居生活に入る。羅須地人協会を設立、農民講座を開く。青年たちに農業を指導したが、肺を患って病臥した。1933年、肺病により死去。生前に詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を刊行。遺稿として発見された傑作が、死後多数発表された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごま麦茶
5
大好きな『銀河鉄道の夜』。100分間で楽しむ、という事で、どんな感じなんだろう?と手に取りました。『よだかの星』も収録されているのが嬉しい。気持ち字が大きめ?で読みやすいような感じがしました。100分間で、なんですが、噛み締めるようにじっくり読みました。久しぶりなせいか、改めて描写の美しさにうっとり。やはり好きだなぁ。何が、とは言いにくいんだけど。じんわりしみ込んでくる感じ。しあわせってなんだろう?どこまでもどこまでも行けるはずだから、自分のいちばんのしあわせを探して生きたい。2024/04/09
あひる三太郎
1
「銀河鉄道の夜」と「よだかの星」だけが収録されている嬉しい一冊。 どちらも子供の頃に読んだけれど、なんだか記憶と違ったような。 これだから読書はおもしろい。2024/03/29