出版社内容情報
恋人が行方知れずとなり、さらには母を亡くし打ちひしがれていた
祭実理科。
「運命の日がくるの――。」
生前、母・八重子は謎の青年と出会ってからこの言葉を口にするようになっていたという。
その青年こそ、行方が知れず、実理科が会いたいと焦がれていた恋人・啓太だった。
実理科は、母の言葉の意味を知るべく、啓太を探す旅に出る。
大阪、福岡、沖縄、台湾と渡り歩く中、
やがて実理科自身が封印していた過去が明らかとなる。
特殊能力を持つ子供、フラワー・チャイルドの真実とは。
そしてやってくる〈運命の日〉。
誰も予想できない衝撃のクライマックスが実理科を待ち受ける!
内容説明
想い人が行方知れずとなり、さらに母を亡くして打ちひしがれていた祭実理科。「運命の日がくるの―」生前、母の八重子は一人の青年と出会ってからそう口にするようになっていた。その青年こそ、実理科が会いたいと焦がれていた啓太だった。母の言葉の意味を知るべく啓太を捜す旅に出た実理科は、大阪、福岡、沖縄と啓太の足跡を辿るうち彼の隠された過去を知ることになる。“特別な力”を持って生まれた者は残酷な宿命に抗って、明日を変えられるか?『愚か者の身分』『マルチの子』大藪春彦新人賞作家が描くチェイシング・ロードノベル。
著者等紹介
西尾潤[ニシオジュン]
大阪府生まれ。大阪市立工芸高等学校卒業。2018年に第2回大藪春彦新人賞を受賞し、翌年、受賞作を含む『愚か者の身分』でデビュー。21年『マルチの子』を刊行、第24回大藪春彦賞候補、同作で第4回細谷正充賞受賞。ヘアメイク・スタイリストとしても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kumako
のりのり🍳ぽんこつ2𝒏𝒅
アマザケ
TI
chuji