出版社内容情報
気難しくないし、有能な秘書を通じて連絡も取れるが、原稿をもらうのは難しい。作家・逢坂の担当になった桃井が打ち合わせに持参するのは、吟味した手土産とそれにまつわる不思議な事件だ。幻の羊羹の購入列から消えた詩人、ふきよせとスリ逮捕劇の意外な真相、小豆せんべいと古い絵画の謎。打ち合わせもそこそこに、逢坂先生は謎解きに夢中。一方、桃井は姿を見せない秘書が気になり……。ほっこり温かな美味しいミステリ。
【目次】
目次
羊羹と詩人
吹き寄せられた人々
編集長と秘密の庭
小豆色の思い出
レモン色の密室
オリーブと口髭
内容説明
気難しくないし、有能な秘書を通じて連絡も取れるが、原稿をもらうのは難しい。作家・逢坂の担当になった桃井が打ち合わせに持参するのは、吟味した手土産とそれにまつわる不思議な事件だ。幻の羊羹の購入列から消えた詩人、ふきよせとスリ逮捕劇の意外な真相、小豆せんべいと古い絵画の謎。打ち合わせもそこそこに、逢坂先生は謎解きに夢中。一方、桃井は姿を見せない秘書が気になり…。ほっこり温かな美味しいミステリ。
著者等紹介
松尾由美[マツオユミ]
1960年、石川県生まれ。1991年に「バルーン・タウンの殺人」で、ハヤカワ・SFコンテストに入選、作家活動を開始する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
荒川叶
46
手土産って奥が深い。 高級手土産より、自分が食べて美味しいと思える手土産を渡す事が大切。有名メーカーや、ブランドも大切だけど、頼りすぎると何のための手土産かわからなくなる気がする。 大切なのは値段や見た目より相手を思い選んだ気持ちだと思う。2025/12/31
したっぱ店員
44
編集者が作家のもとに行くときに手土産とちょっとした謎を持参し、それを作家の秘書が解き明かす日常の謎系。ストーリーもいいけどとにかく出てくる実在するお菓子がどれも魅力的で、次々検索してほわ~となっていたので読了まで時間がかかってしまった。小ざさのようかん、食べてみたいー。2026/01/21
seacalf
29
吉祥寺小ざさの幻の羊羹、菊廼舎のふきよせ、近江屋洋菓子店のフルーツポンチ、鶴屋八幡の小豆せんべい、ガトー・エシレ・ナチュールなどなど、どれもこれも魅力的な手土産が登場。それにちょっとした日常ミステリーをスパイスとして添えて、スーパー引っ込み思案で謎めいた女性秘書への恋心を加えた、思わず期待が高まる設定なのだが、作家と編集者の謎解き過程がやや単調で面白味に欠け、読むのがしんどい。目が滑って結論を急いでしまう。とはいえ、善人を絵で描いたような桃井くんの人柄に終始和まされ、心地良い読書は出来た。2026/06/07
練りようかん
23
連作短編集。原稿が遅れがちな大物作家の編集担当になり、課されたミッションは二つ。気に入られることと、誰も会ったことのない秘書が実在するのかを確かめること。ソワソワする導入だったが、一編目の「羊羹と詩人」の謎が魅力的で冷静に転じ、あれよあれよと別の景色が浮かんでくる謎解きに目を開き、秘書の実在と安楽椅子探偵確定に嬉しくなった。吟味した手土産と日常の謎を持参する流れで、菊廼舎の冨貴寄や近江屋洋菓子店のフルーツポンチなど登場するのが先送りしている食べたいお菓子なのも良いポイント。「小豆色の思い出」も面白かった。2026/05/11
ズー
23
美味しいスイーツとちょっとした謎解きが楽しめるお話。毎回桃井くんはお菓子のほかに謎のお土産も持って行かなきゃ行けないから大変だな。でも読み手としては2つ、3つ?もお楽しみがあるのは楽しい。知っている、食べたことあるお菓子もあれば、全く知らなかったものも。全部実在するもの。小豆せんべいが現状1番手に入りやすそうだから、見つけたらかってみよー。2026/03/04




