角川文庫<br> お嬢さまと犬―契約婚のはじめかた

個数:
電子版価格
¥726
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

角川文庫
お嬢さまと犬―契約婚のはじめかた

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月04日 00時34分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041144121
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「おねがい久瀬くん。お金あげるから、わたしと結婚して」

気鋭の新進画家である19歳の鹿名田つぐみと、彼女の絵のヌードデッサンのモデルを務めていた23歳の久瀬葉は、半年前に結婚したばかりの新婚夫婦だ。
幼い頃のある事件で心に傷を抱えたつぐみと、彼女をそのまま受け入れ、美味しい料理に始まり、家事全般を引き受ける、明るくおおらかな葉。
一見仲睦まじい若夫婦だが、実は葉は、つぐみが不本意な見合いから逃れるために3000万円で「買った」偽りの夫であった。

つぐみは百年以上続く旧華族の名家に生まれ、長女として幼いながら懸命に折り目正しく振る舞い、婚約者までいた。
だがある事件をきっかけに心を閉ざし、唯一優しくしてくれた祖父が遺した古い木造平屋の家に逃げ込んだのだ。
以来、画家として生計を立てていたが、新たに舞い込んだひどい見合いを断るために、葉に契約結婚を申し込んだのだった。

ひとつ屋根の下で一緒に暮らすうちに、少しずつお互いに踏み込んでいく、つぐみと葉。
けれど2人の間には、あまりにも重大なある「秘密」があって……。

これは、お金で愛を買った(つもりの)孤独な少女と、買われた(ことにした)魔性的な魅力を持つ青年の、もどかしくて切実な恋のはじまり。

第8回カクヨムWeb小説コンテスト特別賞受賞作!

内容説明

若手画家のつぐみと、彼女の絵のモデルを務める葉は、結婚半年の新婚夫婦だ。だが実は葉は、つぐみが不本意な縁談から逃れるため3000万円で「買った」偽りの夫だった。幼い頃の事件で心に傷を負った繊細なつぐみと、明るく屈託がない葉。ひとつ屋根の下で暮らすうちに、少しずつ距離は近づいていく。でもふたりの間にはあまりにも重大な秘密があって―。これは孤独な少女と魔性的な魅力を持つ青年の、甘く切実な恋のはじまり。第8回カクヨムWeb小説コンテスト特別賞受賞作。

著者等紹介

水守糸子[ミズモリイトコ]
2014年、『BLANCA エディルフォーレの花嫁』(スイ名義、一迅社文庫アイリス)でデビュー。18年、ノベル大賞佳作受賞。受賞作を改題した『ナイトメアはもう見ない 夢視捜査官と顔のない男』(集英社オレンジ文庫)などの著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

48
流行りの契約婚モノ。旧華族の令嬢でありながら疎外されているヒロイン、日本画家、イケメンのデッサン(ヌード)モデル、初恋成就(かな)、姉様大好きを拗らせた華やか美人の妹とその婚約者、祖父の妾宅だった住み心地よさそうな平屋、という食いつき要素満載の物語。さらに『流浪の月(凪良ゆう)』的要素もあるという内容で楽しく読了。2025/04/04

よっち

35
気鋭の新進画家・鹿名田つぐみと、彼女の絵のモデルを務めていた久瀬葉。孤独を抱えるワケありな2人の契約結婚から始まる甘い恋の物語。つぐみが不本意な見合いから逃れるために3000万円で買った契約結婚。幼い頃のある事件で心に傷を抱えたつぐみと、彼女をそのまま受け入れて家事全般を引き受ける明るくおおらかな葉。一つ屋根の下で暮らすうちに少しずつ変わってゆく関係があって、つぐみの祖父の法要から彼女の事情を掘り下げてゆく展開でしたけど、契約結婚に縛られるがゆえのもどかしさに加えて、お互い抱えている秘密も気になりますね。2024/01/23

冬野

12
作者さん二冊目。契約夫婦である画家のつぐみとヌードモデルの葉の、両片想いのじれじれな恋愛小説。どこか冷たさのある繊細な筆致が好き。つぐみが絵を描く時の描写や、季節感のある料理が美味しそうで良い。二人の足元には重い事情が横たわっていて、端から見ると歪んだ関係にも見えるけれど、夫婦が互いを想う気持ちはひたむきで切なくて。つぐみとひばりの複雑な姉妹関係も印象的。とにかく二人が穏やかで満ち足りた日々を送ることを願ってしまう。ひばりと律の関係性も好み。一人だけ何のために出てきたか分からなかった人いたな…。星:4/52024/02/27

色素薄い系

8
これが両片想いの真髄か、と読み終わってから思った。つぐみも葉も雇い雇われの関係を言い訳にして相手を繋ぎ止めようとしてるけどそれがなくなったら共依存なのでは?という気もする。お祖母様が言っていた通りつぐみは「興味がないものには冷淡で執着するものには苛烈」でしたね。2人の背景を知った妹ひばりが葉だけはダメだという理由も分かる。でも当時から息苦しさを覚えていたつぐみが飾らないでいられる場所を知ったのは経緯が経緯だけに複雑。葉は別に悪くはない訳だから余計…そのうち契約更新をしなくなる未来が来ればいいなと思う。2024/02/29

かずは

5
旧華族のつぐみは不本意な縁談から逃れるため契約結婚をする。両片想いのほんわか物語かと思いきや、かなりの重め設定。先が気になり読む手が止まらない。本当の幸せに辿り着けるのか...続くと良いな。2024/05/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21693835
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品