出版社内容情報
従来の都市経済学は、東京中心の東京の問題を扱ったものが主流を占めていた。しかし人口減少や過疎化の進行で、ますます地方分権化が叫ばれるいま、地方都市の問題にも取り組む必要がある。本書では、住宅や土地利用に関する分析はもちろんのこと、都市圏と地方圏を意識した、どこに住み、どのように移動するかを扱う生活圏問題、さらには都市交通や教育施設などのインフラにも視点を置く。東京や地方都市の課題解決の嚆矢となる教科書。
内容説明
東京を念頭に置いた都市経済学から、地方都市をも視野に収めた都市経済学へ。住宅・土地利用問題をはじめ、都市圏と地方圏を意識した生活圏問題、都市インフラの諸課題にも着目した、まったく新しい教科書。
目次
第1部 居住編(日本の地域と都市問題;住宅市場と住宅政策;都市の住宅立地)
第2部 生活圏編(日本の地域間格差問題;地域間人口移動の理論と実際;都市集積と都市規模)
第3部 都市インフラ編(都市インフラ;都市交通;地方公共投資と都市財政)
著者等紹介
浅田義久[アサダヨシヒサ]
日本大学経済学部教授。1985年上智大学大学院経済学研究科博士前期課程修了(経済学修士)
山鹿久木[ヤマガヒサキ]
関西学院大学経済学部教授。2001年大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程修了(経済学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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