出版社内容情報
「知ってる? 川上さん、親に殺されたらしいよ」僕が通う小学校で広がった、少女の死の噂話。川上さんは父親から虐待を受けていたが、協力を得られないまま転校したと聞いていた。しかも彼女の怨念が図書室の「呪いの本」にこめられたという怪談にまで発展する。日常のさまざまな謎を解決し、僕も「神さま」と尊敬する水谷くんは、噂の真相と呪いの正体に迫るが……。ラスト世界が反転する、せつないミステリー。
内容説明
「知ってる?川上さん、親に殺されたらしいよ」僕が通う小学校で広がった、少女の死の噂話。川上さんは父親から虐待を受けていたが、先生からは彼女は転校したと聞かされていた。しかも彼女の怨念が図書室の「呪いの本」に込められたという怪談にまで発展する。日常のいろいろな謎を解決し、僕が「神さま」と尊敬する水谷くんは、噂の真相と呪いの正体に迫るが…。ラストで世界が反転する、せつないミステリー。
著者等紹介
芦沢央[アシザワヨウ]
1984年東京都生まれ。出版社勤務を経て、2012年『罪の余白』で第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー。18年『火のないところに煙は』で第7回静岡書店大賞を、22年『神の悪手』で第34回将棋ペンクラブ大賞文芸部門優秀賞を、23年『夜の道標』で第76回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞。吉川英治文学新人賞、山本周五郎賞、本屋大賞、直木賞などのノミネートが続いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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