角川文庫 優しい死神は、君のための嘘をつく

望月 くらげ【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2023/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 320p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041142981
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

◆あらすじ
「はじめまして、僕は死神です。君の魂をもらいに来ました。」病室で目を覚ました真尋は、ある日突然目の前に現れた死神から三十日以内に自分の命が尽きることを告げられる。今まで入退院を繰り返しずっと一人ぼっちだった真尋にとって、死ぬことは何も怖くない……はずだった。しかし不器用だけど優しい死神と日々言葉を交わすうちに、どんどん彼に惹かれている自分に気がつく。もっと生きたい。けれど、無情にも運命の日は訪れてしまう。そんな真尋に、死神は今までついていた“嘘”を告白しはじめる――。
これは決して結ばれることのない、余命僅かな少女と死神の切ないラブストーリー。

文庫版限定書き下ろし！　【番外編：君の手のぬくもり】を収録。

◆著者メッセージ
はじめまして、望月くらげです。
このたびは2020年に単行本として刊行された『優しい死神は、君のための嘘をつく』を文庫化していただけることとなりました。すごく嬉しいです。
重い心臓病で幼い頃から入退院を繰り返す真尋の元に、ある日彼女の命を奪いに死神がやってきて――というところから物語は始まります。真尋の恋心の行方、そして命の期日が来たとき二人が選ぶ運命とは……。
どうか最後まで見届けていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

内容説明

「はじめまして、僕は死神です」病室で目を覚ました真尋は、突然現れた死神から３０日以内に命が尽きることを告げられる。今まで入退院を繰り返している真尋にとって、「死」は怖くないはずだった。しかし不器用だけど優しい死神と言葉を交わすうち、真尋は彼に惹かれていく。だが無情にも運命の日を迎えた真尋に、死神は今までついていた“嘘”を告白しはじめ―。これは決して結ばれることのない２人の切ないラブストーリー。

著者等紹介

望月くらげ［モチズキクラゲ］
徳島県出身。２０１７年、第２回カクヨムＷｅｂ小説コンテスト恋愛部門“特別賞”を受賞し、１８年改稿・改題した『この世界で、君と二度目の恋をする』でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[🐾あゆ🐾🎮🎧＠美月とペア画ちゅー！]

朝読書ということでこの時間に読んだ！何回読んでも泣ける

2024/03/31

[🐾あゆ🐾🎮🎧＠美月とペア画ちゅー！]

今月１発目の本！📚 これ何回読んでも飽きない、、、というか内容知ってたら逆に深く読めるかも！

2024/03/01

[色素薄い系]

単行本版読了済。単行本版には無かった短編があるという事でちょうど内容も忘れているので改めて読んでみた。やはりこういう自分の全てを賭けて何かを成し遂げる、というキャラがいる作品はとても好き。先輩死神の飛鳥が恋した美空さんとの短編は本編を補完する上で良かったと思うけど、廉視点の短編はもう少し読みたかった。

2023/12/11

[みやち🐹]

序盤からオチが読めていたので真相には驚かず。先輩が好きで、番外編を読んで泣けてしまいました。本編で断片的に出されたが故の衝撃よ…。そんな切ない経験をした先輩だからこそ手を貸してくれて、真尋と彼女のもとに現れた死神が穏やかな時間と、そして希望のある切ない別れを迎えられたのだと思います。ラストはもうえ、嘘だよ現実厳しすぎるよｳﾜｰって一回閉じました。たくさんの優しさであふれた温かみを感じるいいお話でした。

2024/03/01

[瀬古悠太]

優しい死神は君のための嘘をつく #読了 余命30日と告げられた少女の元に現れた死神 言葉を交わすにつれて次第に死神に惹かれていく少女だったが—— 心温まる最高の物語でした 少女と死神、二人の関係性もとっても惹かれるのですが特に最高なのが先輩！ この先輩がもうたまりませんでした！ #望月くらげ

2024/09/30