出版社内容情報
優莉匡太の七女・伊桜里は、5歳のときに児童福祉施設から養子として引き取られ、いまは中学生になっていた。優莉家の子供たちの多くはその宿命により過酷な道を歩んできたが、果たして伊桜里は? ベールに包まれた最強姉妹の妹は、暗色に覆われはじめた日本で何を思い生きてきたのか。姉・結衣との出会いによって、運命の歯車が大きく動き出す白熱の大展開! 新しいエピソード満載、人気シリーズ、怒濤のスピンオフ!
内容説明
優莉匡太の七女・伊桜里は、5歳のときに児童福祉施設から養子として引き取られ、いまは中学生になっていた。優莉家の子供たちの多くはその宿命により過酷な道を歩んできたが、果たして伊桜里は?ベールに包まれた最強姉妹の妹は、暗色に覆われはじめた日本で何を思い生きてきたのか。姉・結衣との出会いによって、運命の歯車が大きく動き出す白熱の大展開!新しいエピソード満載、人気シリーズ、怒涛のスピンオフ!
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部を超える人気作となった。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化され、さらにブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞、17年には吉川英治文庫賞候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
279
たしか名前だけは今までも出てきていた七女伊桜里をメインにしたスピンオフ。結衣との特訓を経て一瞬で強くなる展開はさすがにいかがなものだろう。伊桜里は後の主人公候補者というより、殺さずを貫く優莉一族の希望として育っていきそう。そこら辺にあるものを兵器化して戦う結衣のスタイルが久々に堪能できるのも推しポイントで、瑠那との差別化がしっかり為されていることを再認識。しかし、あのアクションをマーメイドスカートで行っている結衣の絵がどうしても想像できない。ほとんど下半身全開では?…。2023/10/01
モルク
120
優莉家7女伊桜里を主人公とした高校事変スピンオフ。5才で児童福祉施設から養子として引き取られていった伊桜里は、養父母からの虐待にあい学校では酷い虐めを受けていた。中3となった伊桜里は姉結衣に助け出され、結衣から様々なことを学ぶ。そしてEL異次体に立ち向かうべく潜入を試みるが…久々に結衣の活躍を見ることができた。結衣が出てくるとやっぱり締まる。結衣の姉らしい一面も見ることができたし面白かった。さらにBモーターの街路樹問題も…結構その時問題になったことを絡めることが多い。次は何が出てくるか、これもまた楽しみ。2024/06/24
☆よいこ
96
高校事変スピンオフ。【劃(かく)】とは、① 区切る。区切り。「区劃」② 区切り目がついたようにはっきりする。「劃然」▽瑠那がEL累次体の名簿を入手する前の物語。優莉家の七女、伊桜里は養子縁組で新しい両親を得たが虐待されいじめられていた。中学2年になった伊桜里は自殺を図り結衣に助けられる。結衣に支えられ、伊桜里は身体を鍛え始める。「奇跡にしか思えない現世がいまだに持続して、わたしもあんたも生きつづけてる時点で、運ってものの存在を認めるべき。だから運を否定しちゃいけないの」▽結衣の保護者ぶりがいい。かっけー2023/12/30
ひさか
82
2023年9月角川文庫刊。書き下ろし。高校事変劃篇シリーズ3作目。大学生の結衣が面倒を見ることにした中学生の伊桜里が劇的に変わって行くのが面白い。シビック政権崩壊後のEL累次体が活動した時代の話だが、既出の話と矛盾なく繋がってある緻密な世界構築に驚いた。今後の活躍が楽しみな伊桜里ちゃんです。2023/10/28
H!deking
81
久しぶりの結衣姉ちゃん登場です。結衣が高校卒業してるので瑠那編のサイドストーリーですね。可もなく不可もなくといったところでしょうか笑 2023/10/18
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- 和書
- 後日の話 文春文庫