出版社内容情報
大学を卒業し、晴れて念願の藤崎産業に入社した百花(ももか)。
感染症によっていまだ分断が続いている世の中に不安や孤独を感じながらも、自分なりにできることを模索していこうとする。
日本橋にあった「紙屋ふじさき記念館」は閉館してしまったが、一成(かずなり)は記念館の再オープンに向けてあたらしい候補地を探しており、川越の古い商家の建物を使うことが決まった。
百花は会社で「記念館準備室」に所属し、新記念館の開館に向けたプロジェクトに携わることに。
どのような記念館にすれば「和紙」を今の世の中に広めることができるのか、プレッシャーを感じつつも、新卒の同期数名とともに様々な課題に取り組んでいく。
それと同時に、百花の亡き父の作品『東京散歩』を復刊する動きが現れて……?
「紙」がつなぐ人々の想いとあたたかな絆の物語、感動のフィナーレ!
内容説明
大学卒業後、晴れて藤崎産業に入社した百花は記念館準備室に配属され、川越での新記念館開館に向けたプロジェクトに携わることに。どのような場所にすれば、人々に和紙の魅力を伝え、活用してもらうきっかけになれるのか。時にプレッシャーを感じながらも一成や新入社員の同期たちと話し合いを重ね、準備を進めていく。そんな中、百花の亡き父の作品、『東京散歩』復刊の動きが現れて?紙がつなぐ絆の物語、感動の完結巻!
著者等紹介
ほしおさなえ[ホシオサナエ]
1964年、東京都生まれ。作家・詩人。95年「影をめくるとき」で第38回群像新人文学賞優秀賞受賞。2002年『ヘビイチゴ・サナトリウム』が第12回鮎川哲也賞最終候補作となる。16年『活版印刷三日月堂 星たちの栞』が、第5回静岡書店大賞“映像化したい文庫部門”を受賞、人気シリーズとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
みっちゃん
KAZOO
mariya926
愛玉子