角川文庫 高校事変〈１４〉

松岡 圭祐【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2023/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 368p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041137802
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

梅雨の晴れ間の６月。凜香と瑠那が通う日暮里高校で体育祭が開催されようとしていた。それより少し前の放課後、瑠那宛てに怪しげなメモリーカードが届く。同様のものは、複数の闇カジノにもばら撒かれていた。当日は尾原輝男文部科学大臣が訪問視察することも報じられ、武蔵小杉高校事変と似通った状況に２人は危機感を募らせる。偶然か必然か、すべては仕組まれたことなのか――？　疑惑渦巻く魔の体育祭、ついに開幕！

内容説明

梅雨の晴れ間の６月。凛香と瑠那が通う日暮里高校で体育祭が開催されようとしていた。それより少し前の放課後、瑠那宛てに怪しげなメモリーカードが届く。同様のものは、複数の闇カジノにもばら撒かれていた。当日は尾原輝男文部科学大臣が訪問視察することも報じられ、武蔵小杉高校事変と似通った状況に２人は危機感を募らせる。偶然か必然か、すべては仕組まれたことなのか―？疑惑渦巻く魔の体育祭、ついに開幕！

著者等紹介

松岡圭祐［マツオカケイスケ］
１９６８年１２月３日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。「万能鑑定士Ｑ」シリーズは２０１４年に映画化され、さらにブックウォーカー大賞２０１４文芸賞を受賞、１７年には吉川英治文庫賞候補作となる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[W-G]

楽しみにしていた三ヶ月連続刊行の第一段。ツンデレ女子校生だった結衣に対し、ルックスや喋り方は超王道清楚路線の瑠那。前作ではたまに言葉使いが荒くなったり、野生の片鱗を見せたが、今作ではキャラが固まり、それによってより超人然と描かれる。こと戦闘面においては、完全無欠すぎて苦戦する姿が想像つかないほど。反面、そのせいでバトルシーンが減ったようにも感じられ、誰かのピンチに瑠那が駆けつけ無双する流れが続く。これが今後もテンプレートで繰り返されると危険かも。しかし、主人公としてはすでに瑠那の方が好きになってきている。

2023/05/24

[starbro]

【★高校事変 完読プロジェクト】 https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11705040 ＪＫ青春ハードボイルド『高校事変』第14弾、2023年5月～「高校事変」シリーズ3カ月連続刊行第一弾です。本巻は日暮里高校魔の体育祭の巻でした。結衣はお気楽な女子大生に転身したのでしょうか（笑）続いて15巻へ。 https://promo.kadokawa.co.jp/matsuokakeisuke/ 本書で６月は読了です。

2023/06/30

[☆よいこ]

妹編②春の体育祭が闇ブックメーカーの賭け対象にされた。1番人気にされた優莉凛香(ゆうりりんか)は元自衛官の体育教師、蓮實(はすみ)庄司に相談する。しかし蓮實は3年生の雲英亜樹凪(きらあきな)の色仕掛けに堕ち骨抜きにされていた。凛香は姉妹の瑠那(るな)と協力し波乱の体育祭に挑む▽前巻からの引きで亜樹凪の闇堕ちは明白なのにコロッと騙されるハスミンの純情を笑う回。どんなに裏切られても大人に期待してしまう凛香がいじらしく見える。延命した瑠那無双。異次元の少子化対策からの支援教育の切り捨てとか風刺盛り。

2023/08/06

[H!deking]

こないだ本屋に行ったら15巻が出ていたので慌てて読了。松岡さん筆早いな～。中山七里並みですね。今回も荒唐無稽でした。やっぱり結衣姉出てこないと物足りないな。でも読むんだけど笑

2023/07/05

[はにこ]

やっぱり雲英亜樹凪は闇落ちしていたのね。陰謀のために闇のブックメーカーで稼ごうとする亜樹凪。そしてそれに利用されるハスミン。亜樹凪にコロッとやられるハスミン、脇が甘すぎるだろ。瑠那がメチャクチャ優秀で凛香が霞むなぁ。果たして亜樹凪はどうなったのか、これからどういう闘いが待っているのか楽しみ。

2023/08/14