出版社内容情報
最終決戦で宿敵の兄・架祈斗を倒した結衣と凛香。2人ともに進学が決まり、新しい生活が始まろうとしていた。そんな中、高校入学を控えた凜香は、江東区の閑静な住宅街にある神社で同年代の少女、杠葉瑠那と向き合っていた。彼女は一体、何者か――? 同じ頃、各地で女子高生の失踪事件が続発。やがて高校生になった凜香の周りにも不穏な影が……。満を持しての新章スタート、衝撃のJK青春ハードボイルド、再始動!
内容説明
最終決戦で宿敵の兄・架〓斗を倒した結衣と凜香。2人ともに進学が決まり、新しい生活が始まろうとしていた。そんな中、高校入学を控えた凜香は、江東区の閑静な住宅街にある神社で同年代の少女、杠葉瑠那と向き合っていた。彼女は一体、何者か―?同じ頃、各地で女子高生の失踪事件が続発。やがて高校生になった凜香の周りにも不穏な影が…。満を持しての新章スタート、衝撃のJK青春ハードボイルド、再始動!
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部を超える人気作となった。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化され、さらにブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞、17年には吉川英治文庫賞候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
322
新ヒロイン爆誕のシリーズ13作目。結衣の物語も素晴らしかったが、行き着くところまで行った感があったので、この度の主役交代は大英断。多数の支持を得ているであろう結衣の後釜となると、下手なキャラでは大ブーイングとなりそうなもの。しかし私は大成功と言いたい。ほとんど矛盾ともいえる強引な設定や、匂わせるだけ匂わせてなんの捻りもない展開など、目につく部分もあるにはある。それでも、何より重要な瑠那のデビュー戦の強烈なインパクトを、バッチリ植えつけることが叶っている。凛香とのバディ物という側面もあり、先が非常に楽しみ。2023/03/22
starbro
238
【★高校事変 完読プロジェクト】 https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11705040 JK青春ハードボイルド『高校事変』は第12弾で完結したかと思いきや、新章がアラビア数字で登場です。結衣は高校卒業で主役交代、凛香&瑠那が主人公のようです。しかし女子高生を76人も殺してはいけません。2023年5月~「高校事変」シリーズ3カ月連続刊行も楽しみです。 https://promo.kadokawa.co.jp/matsuokakeisuke/2023/04/23
モルク
142
宿敵長兄架檮斗を倒して結衣が大学生となったことで高校事変も新たな章を迎えた。高校生となった凛香に加え瑠那という妹が新たに登場する。難病を持ち余命1年と宣告されているおとなしい高1、神社の養女として優莉家を知らずに育った。全国で起こる女子高生失踪。それは事件の序章だった。最後には新たな大きな敵となるであろう存在も。そしてはかなげであった瑠那がまさしく優莉一族である変貌を遂げる。いやはやまだまだ続く。それにしても時事ネタが早くて驚く。2023/12/19
ひさか
109
2023年3月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ13作目。新章スタート。結衣よりもスーパーな優莉兄弟の瑠那が登場。凛香と瑠那で新章はひっぱって行くのか?。優莉架祈斗が一旦日本を掌握した後の世界なためか、今回の戦闘シーンはスーパーマン達の戦いの様相を呈していて、ファンタジックでさえある。まるで異次元世界もののようだ。2023/04/28
absinthe
106
凛香に恐るべき相棒が!結衣は大学生になって、あくまでセーラー服を主人公にという著者のこだわりか、今度は凛香が主人公に。ついに始まる第二部だが。卑劣な敵役をこれでもかと悪く描くため、か弱い犠牲者がとんでもない目に合うというお約束の展開。いつも思うのだが、敵が経費に比べて、とんでもなく能率が悪い手段を使うのは『千里眼』から変わってないのだな。2025/06/24
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