出版社内容情報
史上最強の女子高生、優莉結衣。ホンジュラスでメキシコの過激派組織ゼッディウムと死闘を繰り広げた後、日本への帰国の道筋が不明だった結衣は、北朝鮮にいた。父・匡太の後継者、長男・架祷斗との最終決戦を前に、そこでいったい何があったのか――。空白を埋める衝撃の新事実が明らかに! 謎に包まれたかの国での壮絶バトル。点と点が線になり、過酷な宿命を背負ったJKの生き様が浮かび上がる、苛烈なスピンオフ!
内容説明
史上最強の女子高生、優莉結衣。ホンジュラスでメキシコの過激派組織ゼッディウムと死闘を繰り広げた後、日本への帰国の道筋が不明だった結衣は、北朝鮮にいた。父・匡太の後継者、長男・架〓斗(かいと)との最終決戦を前に、そこでいったい何があったのか―。空白を埋める衝撃の新事実が明らかに!謎に包まれたかの国での壮絶バトル。点と点が線になり、過酷な宿命を背負ったJKの生き様が浮かび上がる、苛烈なスピンオフ!
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部を超える人気作となった。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化され、さらにブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞、17年には吉川英治文庫賞候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
300
読み飛ばしていた劃篇。その後の新章を予感させる現実離れしたアクションの連続に唖然となるも、瑠那編ほど漫画ライクにならないのは、敵役がわかりやすく軍隊なことと、悪い大人以外も無情に死んでいく点が関係している。あくまで瑠那の章と比較しての話なので、結衣メインの話の中では上位三本の指に入るあり得なさ。そうとわかったうえで、言葉を習得していくまでの過程や、場面ごとの戦術に、無理やり説得力を持たせようとする細かな描きこみこそが結衣時代の醍醐味でもあったなと再認識。劃篇にせず本編に組み込んでもよかったのでは?2023/08/23
モルク
131
高校事変スピンオフ。ホンジェラスの事件を経て日本に帰国するまでの結衣は北朝鮮にいた。工作員を養成する高校で北朝鮮人チェ・ユンスルとして転入したが、優莉家の娘結衣であることがバレてしまう。軍隊が結衣のみならず高校にいる教師生徒を全滅させるための攻撃に立ち向かう結衣。次第に級友たちの信頼も得、高校事変再び。結衣の帰国手段は弾道ミサイルの有人カプセル、これは…奇想天外。息をつかせね展開に、やっぱりこのシリーズいいわ。結衣ちゃん、好き!2023/11/23
ひさか
99
2023年1月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ番外編だが、結衣の北朝鮮での戦闘冒険ストーリーで、本編並の仕上り。北朝鮮のミサイル(ロケット?)で日本への帰還を果たすあたりは荒唐無稽なファンタジックさで、とっても痛快。さすが結衣。本編も新刊が出るようで楽しみです。2023/03/20
H!deking
90
ついに結衣ちゃんが北朝鮮で高校事変!笑 ストーリーは相変わらず荒唐無稽ではありますが、ハリウッドでワイルドスピードとかのチームがやったらかなり面白くなるんじゃないかな笑 と、それはさておき、松岡さんはある程度取材してるんだろうことは前提として、北朝鮮の高校は実際こんな感じなのかな。フィクションなのかな。気になるとこではありますが、結衣ちゃんロスに陥ってる読者さん、ぜひ!笑 追記、高校事変でいうと11から12の間くらいのサイドストーリーです。2023/02/26
はにこ
83
結衣がホンジュラスからどうやって帰ってきたかを描いた本編、北朝鮮編。近い国だけど閉鎖的なので本当に皆殺しとか暗殺とかしこたまありそう。飛翔体とか元首相暗殺などの時事ネタも盛り込んでいてさすがとしか言いようがない。結衣が日本に帰ってくるシーンは突飛すぎるが、高校事変シリーズなら突飛もアリ。また再開しているみたいなので続きが楽しみ。2023/04/19