出版社内容情報
温泉、プラネタリウム、神社仏閣、水族館!
絶景に心を奪われる!!
日和は会社の社長のすすめで行ったひとり旅にはまり、
東京~長野~名古屋の「一筆書きの旅」に出るまで成長した。
旅を重ねるごとに自信が付き、仕事にも恋にもいい影響をもたらしている。
しかしある日突然、旅欲がなくなってしまった。これまで純粋に楽しんできたつもりが、
現実から「逃げるため」に旅をしていたのかもしれない、
と落ち込んでしまう。日和は悩みながらも、高知、愛媛、宮崎、鹿児島へ向かうが――。
内容説明
会社員27歳、ちょっぴり人見知りの日和が、「一筆書きの旅」に挑戦!けれど思い通りにはいかなくて…。ご当地グルメも絶景も!おひとりさま満喫小説。
著者等紹介
秋川滝美[アキカワタキミ]
2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。12年10月、『いい加減な夜食』(アルファポリス)にて出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
178
シリーズの第4弾!長野、名古屋、高知・愛媛に宮崎・鹿児島と来た。名古屋の後にはお土産宴会も挟まれている。行きたい、食べたい。まずは長野に行きたい!今治城にも行きたいなぁ。ひとり旅はかなり慣れてきた感じの日和だが、恋の行方はゆっくりで歯がゆい感じ。なのにいじけたりでじれった~い。ガンバレ若者よ!とエールを送りたい(笑)まぁ、ラストが微笑ましいから次回が楽しみではある。『一筆書き切符』知らなかったわ。昔からあったの?2022/12/14
あすなろ
126
日和のひとり旅シリーズ4巻。4巻の半ばで漸く人見知りや電話の克服、連斗と進展か⁈の我等が日和ちゃんなんだけれど、そこはネタバレになるので閑話休題。なかなかこれらの点に関しては時間を要する日和ちゃんではあるが愛らしい事に変わりはない。さて、そこは秋川氏らしい甘いものとして、やはり各地へのひとり旅と食べ物・お酒のシーンは魅惑的である。どの地のそうした描写も捨て難く、行った事ない地は興味を、行った事ある地ではあそこにも日和ちゃんが行ってくれたとなり記憶を准える。なかでも特急しなのの旅の描写の正確さなのであった。2025/03/26
tetsubun1000mg
114
ひとり旅シリーズ4作目、最初は「人見知り女王」などと呼ばれ面倒くさい展開が多かったが段々と慣れてきたようです。 一人で電車、宿泊先を予約してしてレンタカーを運転してと一人での旅行の楽しさが伝わってくる。 時々遠慮が強くなったり、蓮斗とのマイナス妄想など読みづらくなることが気にかかる。 しかし旅の様子は、筆者の現地での体験をもとに書かれていると想像しているが、経路も食事や飲み物の味もリアルに感じられた。 「居酒屋ぼったくりシリーズ」もそうなんだけど、文章が軽くてサクサク読めるのがこの作品の良いところかな。2024/06/05
とし
110
ひとり旅日和 福招き!「4巻」。日和さんガイドブック色々と参考になるな~m(_ _)m2023/04/23
タイ子
109
今回の旅は長野、名古屋、高知、愛媛、宮崎、鹿児島。私は高知は大好きな場所なので、これまでにも何度か尋ねたことがあるので、今回の日和の旅の中で登場する場所に頷きながらの読書。そして、昨年末に訪ねた宮崎も懐かしくて雨にたたられた旅先での出来事を思い出してしまう。人見知り女王と自分で異名をつけていた彼女の成長ぶりは経験と体験に基づきどんどんひとり旅のベテラン風情を醸し出してきた。長野の外湯温泉に一人で入浴するって私には出来ない芸当かも。旅に仕事に恋に人生を謳歌して成長していく日和が眩しく映る第4弾。2023/07/13