出版社内容情報
「平家がまだピチピチしていて、とてもよろしゅうございました」と壇ノ浦での旅行を語る加門七海が、体験した本当にあった怖い話。中国旅行中に重慶の旅館で出会った死神。無理やり造りを変えてしまったために、氏子が次々と死んでしまった神社。付き合う男性が全員死んでしまった絶世の美女。そしていまだに続いているという東京都慰霊堂と三角屋敷を巡る話(完全封印版)などありとあらゆる体験を語った「怪談本」の決定版。真の恐怖は怪談語りにあり。著者の初期の怪談実話集、待望の復刊。文庫版ように、「三度目のあとがき」を書き下ろし。解説は東雅夫氏。
内容説明
「平家が、まだピチピチしていて、とてもよろしゅうございましたね」と壇ノ浦の旅行を語る加門七海の恐怖体験。中国旅行中に重慶の旅館で出会った死神。無理やり造りを変えてしまったために氏子が次々と死んでしまった神社。付き合う男性が全員死んでしまった絶世の美女。今だに続いている東京都慰霊堂の話と、三角屋敷を巡る話(完全封印版)など―。伝説的最恐怪談実話集、待望の復刊。
目次
第1夜 神田のとある雑居ビルの一室にて(あの橋を渡って;療養地の一夜;犬の夢 ほか)
第2夜 渋谷のとあるビルの会議室にて(第一夜の後に…;壇ノ浦の平家;嫌な感じの幽霊 ほか)
第3夜 根津のとある旅館の一室にて(第二夜の後に…;まずは旅館の話から;自称霊能者 ほか)
最終夜 再び根津のとある旅館の一室にて(三角屋根を巡る話 完全封印版)
著者等紹介
加門七海[カモンナナミ]
東京都墨田区生まれ。美術館学芸員を経て、1992年『人丸調伏令』で作家デビュー。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、作品にもそれらの知識が反映されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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