出版社内容情報
家出した母を連れ戻すため、大学生の私は北国の港町・独鈷路戸にやって来た。赤錆に覆われ、動物の死骸が打ち捨てられた町は荒涼としている。あてもなく歩くうち、丘の上の廃墟で母と老人たちが凄まじい腐臭の中、奇妙な儀式を行っているのを目撃する。それがすべての始まりだった――。真の“恐怖”をあなたは体感する。阿鼻叫喚、怒涛の展開に絶句するノンストップ・ホラー! 第39回横溝正史ミステリ&ホラー大賞優秀賞受賞作。
内容説明
家出した母を連れ戻すため、大学生の私は北国の漁師町・独鈷路戸にやって来た。赤錆に覆われ、動物の死骸が打ち捨てられた町は荒涼としている。あてもなく歩くうち、丘の上の廃墟で母と老人たちが凄まじい腐臭の中、奇妙な儀式を行っているのを目撃する。それがすべての始まりだった―。真の“恐怖”をあなたは体感する。阿鼻叫喚、怒涛の展開に絶句するノンストップ・ホラー!第39回横溝正史ミステリ&ホラー大賞優秀賞受賞作。
著者等紹介
北見崇史[キタミタカシ]
1969年、北海道釧路市生まれ。2019年、本作で第39回横溝正史ミステリ&ホラー大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
★Masako★
70
★★★✰︎☆ 血生臭く、グロ満載のスプラッターホラー、なのに笑える新感覚の作品♪ 家出した母を連れ戻す為に、北海道の寂れた田舎町・独鈷路戸(とっころと)にやって来た大学生の"私”。町を歩き回るうちに、母が町の老人たちと奇妙な儀式を行っているところを目撃して…。腐臭、動く臓物、血まみれ糞まみれ(笑)! 主人公の"私”は衝動的で軽率だし、町の人間も皆怪しい、おかしい。どうもクトゥルフ神話が背景にあるようだが、あまり知らなくても十分楽しめた♪ 面白かったけど、猫好きの人にはオススメ出来ません(笑) 2023/01/24
オフィーリア
60
グログロでゲボゲボな素敵バイオレンスホラー。全編にわたり血と臓器と糞尿の香りが蠢くグロ濃度。読み進めてる毎に加速度を増していく血と暴力の嵐はいっそ爽快感すら感じる領域でした。ここまでアクセル全開で駆け抜けられたらもう何も言う事は無い、恐れ入りました。2024/03/18
じゅんぢ
28
登場人物、誰一人好きになれなかった。血や臓物がたくさん出てくるけど、あまり描写から血生臭さを感じなくてそうゆうのが苦手な僕でもさくさく読めた。2023/04/03
青葉麒麟
22
久し振りにグロさ満載の📕を読み満腹になりました。中盤辺りからの展開はまるで絶頂期の筒井御大の📕を読んでいるような錯覚になった。横溝正史ミステリー&ホラー大賞優秀賞受賞作品だけど、何処にミステリーの要素が❓️ホラー一辺倒ですやん。全体的にホラー&スプラッタ&若干のコメディ感が満載だし。グロ描写が苦手な人は夢に出るかもね。地の文がかなり長くたまに苛々したので、そこが巧く対処出来るようになったら好きな作家さんになる予感。2023/02/23
Yu。
20
‥ある日突然 故郷へ帰ってしまった母親を説得すべく長男が辿り着いた先は北国の小さな港町なのだが、そこは錆と悪臭で覆われており 更に‥が彼を襲う怒涛のノンストップスプラッタホラー。。もうここまでくると“何でもアリ”ですね‥ それだけにアレコレ語り合いたい。。2024/09/23
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