出版社内容情報
残業はなくなった
売上と利益は増えた
社員の給料も増えた
楽して儲ける「吉原流 新・経営&働き方改革」
内容説明
NHK『クローズアップ現代+』『おはよう日本』で取り組みを紹介!残業はなくなった、売上と利益は増えた、社員の給料も増えた!「接待ゼロ」「大口顧客ゼロ」「特殊技術ゼロ」それでも社員も会社も儲かる仕組み。
目次
序章 吉原精工はなぜ生まれたのか
第1章 その昔、吉原精工は「ブラック企業」だった
第2章 3度の倒産危機を乗り越え「残業ゼロ」へ
第3章 年3回の10連休とボーナス手取り100万円
第4章 吉原流「経営改革とリストラ」
第5章 「自分が嫌なことは、社員にもさせない」吉原流経営
第6章 頭の中の99%を占めている「営業」の面白さ
著者等紹介
吉原博[ヨシハラヒロシ]
株式会社吉原精工会長。1950年鹿児島県出身。高校卒業後、電機会社に勤務。その後、商社や金型製作会社を経て、1980年に同社を創業。2015年より現職。会長職以外にも、全国各地で講演を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
100
書いていることは当たり前なことが多い。もちろんその当たり前なことを実践するのにさまざまな試行錯誤があったと思う。そのことがストーリー性がある本として上梓されたのではないだろうか。逆に吉原会長がやっている取り組みが本のネタになることが、日本の「カイシャ」の異常性を浮き彫りにしている。日本独特の現象を前向きに捉えると、「カイシャ」はまだまだ改善の余地があるし、働く人もまだまだ給与を伸ばす余地があるということかもしれない。ボトルネックは利害関係者にやる気があるかどうかだろう。2018/07/10
Mr.チャーリー
52
社員7人の町工場の会長、吉原博氏。今、僕の会社を含めて働き方改革で四苦八苦している会社は少なくないと思います。吉原氏は、社員が満足して働けるかどうかを常に考えている。それが結果的に会社のためになる、と述べています。本書を読んでみて、規模の大きい会社であったら、まずは各部署で改革に取り組んでみるヒントがあると思いました。本書の直前に読んだ小山昇氏の『人を動かしたいなら、「やれ」と言ってはいけない』と対称的な考え方もあって、経営者による違いが発見できて、面白かったです。2018/08/26
謙信公
16
『残業ゼロ』『社員の年収600万円超』『ボーナス100万円』という型破りな経営とは?社員の嫌がることをせず、辞めない会社をつくる。「お金がないなら時間がほしい」と言われ、残業ゼロに。楽に働いて必ず定時で退社することで満足度が上がり、会社の利益にもつながる。企業の悪しき因習を否定する9つの「ごめんなさい」。是非この会社でと顧客が集まり、売上も伸びた。最も共感したのは「ボーナスの現金支給にこだわる訳は(中略)世のサラリーマンのお父さんの家庭内における地位が年ごとに低くなっているように感じることがあるからです」2022/07/11
JUN
11
リストラの基準は「自分から率先して仕事をするかどうか」らしい。2024/02/02
葉
8
知り合いがこの本を、ドラマ化する本に便乗するかのように書店では並べられているがこの本の良さは日本企業のあり方を大きく変えるために必要だと、言っていた。ワイヤーカット加工は聞いたことがない。レーザー加工はよく見る内容で、今、個人的に注目しているのは、レーザー・アークハイブリッド溶接加工だ。昔はブラックだったこの企業も効率化よりコストが低下して競争力がアップしたらしい。古参の経営幹部をリストラするのも1つの手だ。社員全員が部長の肩書きを持っているのは面白い。2017/12/05