東大に名探偵はいない

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東大に名探偵はいない

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041125892
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

出版社内容情報

収録作
「泣きたくなるほどみじめな推理」 市川憂人
1995年、憧れの従姉を失った私は、彼女の痕跡を探すため東大の文芸サークルに入った。

「アスアサ五ジ ジシンアル」 伊与原 新
地震研に突然届いた1枚のはがき。虹で地震を予知したという「ムクヒラの電報」との関連は。

「東大生のウンコを見たいか?」 新川帆立
東大卒のミステリ作家・帆立は、親友リリーとともに農学部で起きたウンコ盗難事件の犯人を探す。

「片面の恋」 辻堂ゆめ
五月祭の準備中、クラスメートの熱烈な恋を一瞬にして冷めさせた「片面」の意味とは。

「いちおう東大です」 結城真一郎
美しく完璧な妻がまっさきに提示した新居の条件は、「東大が見えるところ」だった。

「テミスの逡巡」 浅野皓生 (東大生ミステリ小説コンテスト大賞受賞作)
卒業生の医師を取材した学生メディア「UTディスカバー」のもとに、彼は人殺しだという告発状が届く。

内容説明

著者全員東大卒。試験には出ない謎、あります。「泣きたくなるほどみじめな推理」1995年、憧れの従姉を失った私は、彼女の痕跡を探すため東大の文芸サークルに入った。「アスアサ五ジ ジシンアル」地震研に突然届いた1枚のはがき。虹で地震を予知したという「ムクヒラの電報」との関連は。「東大生のウンコを見たいか?」東大卒のミステリ作家・帆立は、親友リリーとともに農学部で起きたウンコ盗難事件の犯人を探す。「片面の恋」五月祭の準備中、クラスメートの熱烈な恋を一瞬にして冷めさせた「片面」の意味とは。「いちおう東大です」美しく完璧な妻がまっさきに提示した新居の条件は、「東大が見えるところ」だった。「テミスの逡巡」現役東大生デビュー作。卒業生の医師を取材した学生メディア「UTディスカバー」のもとに、彼は人殺しだという告発状が届く。恋愛ミステリから戦慄サスペンスまで。オール書き下ろし!

著者等紹介

市川憂人[イチカワユウト]
1976年神奈川県生まれ。東京大学卒業。2016年『ジェリーフィッシュは凍らない』で第26回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。1995年入学、工学部

伊与原新[イヨハラシン]
1972年、大阪府生まれ。神戸大学理学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻し、博士課程修了。2010年、『お台場アイランドベイビー』で第30回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー。19年、『月まで三キロ』で第38回新田次郎文学賞を受賞。20年刊の『八月の銀の雪』が第164回直木三十五賞候補、第34回山本周五郎賞候補となり、2021年本屋大賞で6位に入賞する。1996年入学、大学院理学系研究科

新川帆立[シンカワホタテ]
1991年アメリカ合衆国テキサス州ダラス生まれ。宮崎県宮崎市育ち。東京大学法学部卒業、同法科大学院修了後、弁護士として勤務。第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2021年『元彼の遺言状』でデビュー。2009年入学、法学部

辻堂ゆめ[ツジドウユメ]
1992年神奈川県生まれ。東京大学卒業。大学在学中、第13回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞。2015年『いなくなった私へ』で作家デビュー。21年『十の輪をくぐる』が第42回吉川英治文学新人賞候補。22年『トリカゴ』で第24回大藪春彦賞受賞、『卒業タイムリミット』がNHK総合で連続ドラマ化。2011年入学、法学部

結城真一郎[ユウキシンイチロウ]
1991年、神奈川県生まれ。東京大学法学部卒業。2018年『名もなき星の哀歌』で第5回新潮ミステリー大賞を受賞し、19年に同作でデビュー。21年「#拡散希望」で第74回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。22年、『救国ゲーム』が第22回本格ミステリ大賞の候補作に選出。2011年入学、法学部

浅野皓生[アサノコウセイ]
2001年、東京都生まれ。東京大学法学部三年。「殺人犯」(「テミスの遂巡」と改題)で東大生ミステリ小説コンテスト大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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starbro

307
東大出身作家による東大をお題としたアンソロジー、オススメは、新川帆立の「東大生のウンコを見たいか?」& 結城真一郎の「いちおう東大です」です。 https://kadobun.jp/special/todai-mystery/2023/02/10

麦ちゃんの下僕

179
東大出身の作家陣による“東大縛り”のユニークなアンソロジー。市川憂人さんは僕と同学年なんですね!あの忘れもしない「1995年」の物語…実に感慨深かったです。伊与原新さんは“地震予知”にまつわる話…何だか切ないですね。新川帆立さんのは…実は強いメッセージが込められた“社会派”なんですけどね…とにかく「ウ◯コ」のインパクトが(笑) 辻堂ゆめさん&結城真一郎さんのは、どちらも「東大生」という“人種”そのものがテーマで興味津々!そして、ラストの浅野皓生さん…現役生が一番“硬派”なのがいかにも東大らしいですね(笑)2023/03/09

モルク

140
東大卒(院のみを含めた)若手6人の作家さん(あっ、ひとりは現役生)による東大を絡めたミステリーアンソロジー。東大出というと、いろんな意味で注目を集める。尊敬、あこがれ、そして妬み。何かをやれば東大だから、ミスをすれば東大なのに…明るかったりフランクだったりすると東大ぽくない…ましてや女子は東大差別を受けたりする。そんなことを交えながら繰り広げられる話も興味深かった。現役東大生の浅野さん、これがデビュー作とか、今後が楽しみな作家さんの登場は嬉しい。2023/05/08

美紀ちゃん

129
東京大学出身6人のアンソロジー。 6人中5人はわかるけど、浅野さんて? と説明を読んだら現役東大生だった!え?在学中?すごい。 伊与原さんの話が1番好き。 新川さんの話は、もうすごい!2023/04/12

machi☺︎︎゛

107
東大卒生と東大生によるアンソロジー。軽く読めるミステリから青春を感じるミステリまで多岐にわたり面白かった。特に新川帆立さんの「東大生のウンコを見たいか?」には度肝を抜かれた。いい意味でクセ強い作家さん揃いでこれ一冊でお腹いっぱいになった。2023/05/07

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