角川ホラー文庫<br> ファミリーランド

個数:
電子版価格
¥792
  • 電子版あり

角川ホラー文庫
ファミリーランド

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月01日 04時47分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041124512
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



澤村伊智[サワムライチ]
著・文・その他

内容説明

タブレット端末を駆使して、家庭に浸食してくる姑との確執。黒髪黒目の「無計画出産児」であるがゆえに、世間から哀れみを受ける子供の幸福。次世代型婚活サイトでビジネス婚をしたカップルが陥った罠。技術革新によって生み出された、介護における新たな格差。嫁いびり、ネグレクト、晩婚、毒親、介護など、テクノロジーが発達した未来であっても、家族をとりまく問題は変わらない。ホラー界の旗手が描く、新時代家族小説。

著者等紹介

澤村伊智[サワムライチ]
1979年大阪府生まれ。幼少期より怪談/ホラー作品に慣れ親しみ、岡本綺堂作品を敬愛する。2015年、『ぼぎわんが、来る』(受賞時のタイトルは「ぼぎわん」)で第22回日本ホラー小説大賞“大賞”を受賞。巧妙な語り口と物語構成によって、選考委員から高評価を獲得した。19年、「学校は死の匂い」で第72回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。20年、本書で第19回Sense of Gender賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムトモ

111
筆者のホラー作品のファンなので今作も…と思ったらSF短編集でした🫵近未来SFでこれまた全作余韻が残る面白かったなぁ〜👍短編だったのであっさり薄味でしたので各作品の登場人物が同じ世界に暮らしていて世界線が交わる濃厚なSF作品を書いて欲しいなぁ🙇(ノ-_-)ノ~┻━┻次はリカお嬢新作へ🧟‍♀️2023/05/11

H!deking

89
ほうほうほう、澤村さんが書くとSFってこうなるんですね。めちゃくちゃ面白かったです。えっと近未来の日本を描いた短編集ですね。全部好みだったけど、特に最後の話はこの国のお葬式のあり方を考えさせられるお話でした。100年先の未来に癌とかでそんなに簡単に人が亡くなるのかなっていう話はさておき笑 これもいつもの本屋で見つけたサイン本です!大事にします~!2023/08/18

JKD

87
オンライン姑の執念とも言える完全監視による嫁姑の確執、無計画出産児デキオとデキコたちの世界、進化したマッチングアプリとプライバシーゼロの世界、自宅看護用ドローンの献身さにドはまりする引きこもり人間、超高齢化時代の介護キットによる人体改造と謎の宇宙船、進化したメタバース上でのAR葬儀にお墓参り。ちょっと現実離れしているようだがこの先100年後に起こり得るであろう社会問題をリアルに描いているので、あたかも現実のような錯覚を起こす不思議な世界観。近未来イヤミス。VRドラマのパラダイス銀歯だけは大爆笑でした。2022/10/01

相田うえお

76
★★★★☆25008【ファミリーランド (澤村伊智さん)k】①近未来の嫁姑問題をベースとして色々と考えさせられる結末に。生活,行動,会話,何から何まで電子アイテムで情報筒抜け、如何なものか。② ある薬を親が服用すると外見が金髪で青い目の頭脳明晰な子供が産まれることから外見が異なる子供は差別され〜③婚活マッチング支援系ネタ。結婚後、何でもかんでも監視されているというのは怖いですね。④作品とは離れますけど、身近にロボットって増えましたよね。工業用ロボットは別としても、お掃除ロボットやレストランの配膳ロボット!2025/01/16

キムチ猫屋

74
ひょ〜、近未来なんだけど現代を風刺しているようで、リアルすぎ!気に入ったのは①今夜宇宙船の見える丘に。悲しい親子関係、年金繋がり、宇宙も同じなの?!先ゆく未来も暗いな②愛を語るより左記のとおり執り行おう。シュールな場面は思わず笑ってしまった!いつかこんな時代がくるのかしら?生活が進化したとしても、やはり人間は関わり合って生きて行くんだろうなぁ、そうあって欲しいと願う話でした。2023/05/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19975629
  • ご注意事項