角川文庫<br> 人情出世長屋―てんやわんやの恩返し

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角川文庫
人情出世長屋―てんやわんやの恩返し

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  • サイズ 文庫判/ページ数 361p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041123416
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

神田明神下にある「出世長屋」は、その名前とは異なり、出世からほど遠い面々が、貧しくも明るく暮らしている。ある日、駕籠かきの桂太は、賭博場で知り合った米問屋の旦那から、奇妙な頼み事をされる──。

内容説明

神田明神下にある「出世長屋」は、店子らが出世するようにと願って名付けられた。だが、昨今は空き家だらけで、長屋に通じる路地が“おばけ横丁”と呼ばれる始末。そんな長屋の店子たちは、貧しいながらも明るさは忘れていない。店子の一人、駕籠かきの桂太は、下手な博打に手を出し、借金を背負うところを庄内屋の主人・重吉に助けられた。後日、桂太はその重吉から、なんとも突飛な生前葬の依頼を受けることになるが―。

著者等紹介

山田剛[ヤマダタケシ]
東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒。ドラマの企画立案、脚本執筆を手がけたのち、時代小説を書き始める。江戸の息吹が伝わる心温まる人情譚を一話一話丁寧に工夫して書こうと心がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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タイ子

75
長屋ものについ惹かれてしまう。初作家さんだが、読み易く人情味あふれてて面白い。出世長屋とは名ばかりの貧乏長屋に暮らす住人たち。最近とみに空き部屋が増えて、入居する人もいない。それもそのはず、長屋に通じる道はおばけ横丁と呼ばれてありもしない噂も不人気の一つとされている。長屋の住人で駕籠かきの圭太と香太が持ってくる出来事や、困った時の腕の立つやっとうの浪人者、図体のでっかい元相撲取り、口の達者な女房たち。長屋の婆さんの認知症と富くじ話はじーんとくるやら笑えるやら。また一つ長屋の人情物語に出会った。2022/04/28

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