角川スニーカー文庫 幼なじみからの恋愛相談。〈３〉相手は俺っぽいけど違うらしい

ケンノジ【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2022/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 264p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041122273
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

「もうすぐ彼氏ができるかも」　栞からの恋愛相談を受けていく中で、好きな人は自分だと確信しかけていた隆之介にとっての衝撃の告白！　気落ちする隆之介をよそに、栞は最後のアプローチへと動き出す――。

内容説明

「私、彼氏ができるかもしれない」栞からのまさかの告白。相手は俺じゃないかって確信した時期もあったのだが、どうやら違ったらしい。しかし、今となっては俺自身が栞のことを好きになってしまっている。でも、栞の応援をしてやらないとダメな立場なわけで…本間に相談をしてみれば、ふうん、とつまらなさそうな顔をされる始末。「あーあ。先輩、わたしとならハッピーエンド確定なんですよ？」７０％の確率で彼氏ができるらしい栞、相談したら落ち込む本間、俺の知らないところで何が起きてるんだ！？不器用な二人だから得たもの―甘くて焦れったい恋物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

「もうすぐ彼氏ができるかも」幼馴染の栞からの恋愛相談を受けていく中で、好きな人は自分だと確信しかけていた隆之介にとって衝撃の告白。そんな彼らが修学旅行に向かう第三弾。栞や内之倉、杉内らと班を組んで向かった修学旅行。気落ちする隆之介をよそに、最後のアプローチへと動き出す栞。杉内の空回りする想いだったり、後輩・本間の隆之介へのアプローチに振り回されたりしながら、そんな中でも一生懸命だったり嫉妬したりの栞がいちいち可愛くて、ベタな展開を最後まで貫いた物語の結末はこれはこれでなかなか良かったですね。次回作も期待。

2022/02/02

[ほたる]

その箱を開けたとき初めて猫が生きているかどうかがわかるラブコメ第三弾。これほど甘々なラブコメは定期的に摂取したくなる。三瀬さんが最初から最後までぶっ飛んでいて好きでした。彼女の夏休み編をスピンオフとして読みたい。

2022/02/12

[真白優樹]

栞の唐突な報告に隆之介が気落ちする中、修学旅行で二人の思いが向き合う最終巻。―――巡り会い結び、向かう先は終わらない明日。　最後のすれ違い、精一杯のアプローチ、そして告白。これで最後と指し示すかのように、最も美しい流れで二人が結ばれ、未来へと歩き出す最終巻。読んでいくにつれ万感の思いこみ上げる、一抹の感動が待っている巻である。交わした約束は、気が付かぬ間に結ばれる。すれ違った分だけ大きくなった二人の思いがある限り、きっともう大丈夫。末永き幸せは約束されている筈だから。 うん、最後まで面白かった。

2022/02/08

[chirako]

この作品が少女マンガだったら間違いなく主人公は三瀬さんだと思う。体育会脳の主人公の三瀬さんへの絶対の「（クラスメートの）友達である前に（バイト先の）尊敬する先輩だと思ってます」認識と距離感が今巻も面白すぎる。三瀬さん主役でラブコメ読みたいのですが、なんとかならんのですか？　本編は、主人公とヒロインは柴犬２匹がじゃれ合うみたいでかわいいし、杉内もいいキャラで楽しかった。特に盛り上がりもないけど、ヒロインの口調のように淡々とした作品の空気が好きだったので、つき合った２人でもう１冊読みたかったです。

2022/02/12

[ジャム]

物足りなさはあるが、良かったと思います。 取り敢えず内之倉さんのイラストが見たかったなぁ〜、そして三瀬さんにはいっぱいクスクスと笑かしてもらいました。

2022/09/18