出版社内容情報
日本一の剣術家を目指す山本大河は、自らの強さを磨くために、武者修行の旅に出た。熊谷で雲嶺館の当主・稲村勘次郎を打ち破った大河だったが、師範代から再戦を申し込まれ──。待ち受けるのは罠か?
内容説明
剣術家としての強さを求め、武者修行の旅に出た山本大河は、雲嶺館の稲村勘次郎を一撃のもとに倒した。宿に戻り寛ぐ大河の元に、今度は師範代の犬飼からの挑戦状が届けられる。当主を倒された意趣返しと感じながらも、試合に応じる大河。犬飼との実力の差は、火を見るよりも明らかだったが―。一方、玄武館千葉道場では、二代宗家の千葉奇蘇太郎が病に伏していた。大河の武者修行中に、千葉道場は思わぬ苦境に立たされる。
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年、熊本県生まれ。脚本家・放送作家などを経て、94年に作家デビュー。2020年、「隠密船頭」シリーズと「浪人奉行」シリーズで第9回日本歴史時代作家協会賞の文庫書き下ろしシリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
11
2021年11月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ4作目。盗まれた十両事件を穏便に解決する大河が良い。単なる剣術馬鹿ではなかったのは良かったが、ここまで無駄に話を引っ張るのはちと不満。次作が楽しみ。2022/02/26
蕭白
6
悪くなかったです。2024/04/27
かずぺん
5
ますます面白い。次巻が待ち遠しい。2022/03/10
犀門
3
No.008★★★★☆武者修行の旅に出た大河クン。まさか京まで行くとは…。その間に千葉道場が苦境に立たされている事も知らずに…。2022/01/27
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