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内容説明
後輩・真由との“お試し交際”を経て、心の距離が近づいたように感じる梅雨の季節―そんな俺と親友・彩華の前に、彼女たちの中学時代のバスケ部副将・戸張坂明美が現れる。「仲良いねーほんと。君らやっぱ付き合ってんの?」気安く冷やかす明美に、どこか塩対応な彩華。バスケサークルのマネージャーとして馴染み始めた真由にも、なにやら関わりがあるようで…。「過去を共有して、清算して。それで先に進めることもある。…私はそう信じる」明かされたあのクリスマスに繋がる過去と因縁に、親友として、先輩として―今の俺にできることは。ちょっと大人の青春ラブコメ、自覚と再出発の第五巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
37
真由と彩華の過去が中学時代に同じバスケ部員だった明美が登場したことで明らかに。 中学時代のバスケ部で起きたある問題に巻き込まれて居場所を失った真由、そんな真由の助けに勘付きながらも自分を優先したの彩華。 それぞれの視点から語れる事で2人がどのようにすれ違っていったのかが分かりやすく描かれていました。 そして、中学時代に守れなかった真由をの居場所を彩華が守る展開はグッとくるものがありましたね。 今回の一件を通じて彩華が裕太への想いを見つめ直した事で、更にヒロインレースが激化しそんな今後の展開が楽しみです。2021/12/07
よっち
35
後輩・真由とのお試し交際を経て、心の距離が近づいたように感じる梅雨の季節。そんな悠太と親友・彩華の前に、彼女たちの中学時代のバスケ部副将・戸張坂明美が現れる第五弾。気安く冷やかす明美にどこか塩対応な彩華。バスケサークルのマネージャーとして馴染み始めた真由にも深く関わる過去の因縁。二人の意外な悔恨が深く掘り下げられてゆく中で、親友として先輩として悠太の向き合い方がとても彼らしいなと思いましたけど、前に進むためにそれぞれが向き合ったその決着は新たな転機に繋がりそうで、今後の展開が改めて楽しみになってきました。2021/12/01
ナギ
33
明かされる過去についてはよくある話ですが、なんというか、主人公が俯瞰しているだけなのか感情が見えてこないのでそこが残念ですかね。ヒロインの今は見えてくるけど主人公の今が見えないというか。もっと感情を出して揺さぶられたり揺さぶったりするのも期待したいところ。2022/02/05
ツバサ
29
真由と彩華の間にあった壁がなぜ生まれたのかが明らかに。女子の恋愛観や裏での嫌がらせなど生々しい問題があって、真由と彩華は道を違えてしまった。しかし、それは2人だけでなく問題を起こした人物・明美のせいでもある。そんな各々が自分の気持ちと向き合えるようになったのが悠太の存在という。さて、今後のラブコメが楽しみだ。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/12/03/2100002021/12/02
しぇん
27
彩華と真由の過去の因縁の話が中心でした。今、完璧に見える彩華も中学生時代は子供だったし、いまの彩華を許せなかった真由の気持ちなど中々面白い展開でした。礼奈も那月関係の話が次あたり来そうですが、さて?続きも楽しみです 2021/12/15