出版社内容情報
これぞ新しいタイムリープノベル。
電撃小説大賞受賞の著者が贈る感動作!
2020年10月、新型コロナウイルスが蔓延し世界が混迷を深める中、上司や部下にも見放され、家庭も崩壊――。何もかもうまくいかず、ついに急性肝炎で入院してしまった五百旗頭(いおきべ)照夫は急激な立ちくらみに襲われ、目覚めるとなぜか7年前の世界に戻っていた。やがて、1日を経るごとに7年前にタイムリープすることに気づいた照夫は、自身が起こしてきた過去と向き合っていく……。自分はどこで間違ってしまったか? そして未来を変えることができるのか?
内容説明
2020年10月、新型コロナウイルスが蔓延し世界は混迷を深める中、上司や部下にも見放され、家庭も崩壊寸前―。何もかもうまくいかず、ついに急性肝炎で入院してしまった五百旗頭照夫は急激な立ちくらみに襲われ、目覚めるとなぜか7年前の世界に戻っていた。やがて、1日を経るごとに7年前にタイムリープすることに気付いた照夫は、自身が起こしてきた過去と向き合っていく…。自分はどこで間違ってしまったか?そして未来を変えることができるのか?電撃小説大賞受賞の新鋭が放つ、タイムリープ感動作!
著者等紹介
こがらし輪音[コガラシワオン]
愛知県出身。2018年、第24回電撃小説大賞“大賞”受賞作『この空の上で、いつまでも君を待っている』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sayuri
62
人生に後悔はつきもの。あの日あの場所に戻ってもう一度人生をやり直したいと考える事がある。時は2020年10月。主人公は、新型コロナウイルスが蔓延する中、仕事も家庭も上手くいかず急性肝炎で入院した48歳の五百旗頭照夫。目覚めるとそこは7年前の世界。1日を経るごとに41歳、34歳、27歳、20歳、13歳、6歳、0歳へとタイムリープしていく。ファンタジーの様だが実際起こった出来事が随所に盛り込まれ現実感がある。ワンマンでいけすかなかった主人公が過去に戻り大切な事に気付き、変わろう・変えようとする姿に心和む読後。2021/11/02
りー☆ 低浮上気味
33
48歳、家庭も仕事も行き詰まり、それを「運が悪いだけだ」と言い訳にしているサラリーマンが主人公。ある日突然、1日たつごとに7年前の世界にタイムリープしてしまいます。今の自分と未来を変えるために、24時間という限られた時間の中で模索、奮闘していく姿、そして彼を想う両親の姿に胸が熱くなりました。どんどん遡っていく過去の世界に引き込まれ一気に読了。家族や職場、身近な人たちを大切にしたくなります。当時流行ったヒット曲や映画、漫画本もちらりと登場し懐かしかったです。2021/11/15
チャッピー
32
仕事も家庭も行き詰まっている48歳の五百旗頭が7年前にタイムリープして1日だけやり直す。そして気付くとさらに7年前、そのまた7年前へと戻っていく。『良いことは運のお陰、悪いことは自分のせい』父親の言葉が突き刺さる。2022/01/29
ひさか
22
2021年9月KADOKAWA刊。書き下ろし。7年こがらし輪音って、最初は全部タイトルだと思いました。どっちがタイトルで、どっちが作者がわかりませんでした。展開は、タイムリープというか、過去に戻るお話で、それなりに面白かったですが、オチがいまいちで、ちょっと残念です。オチはいらなかったかも。2021/12/17
色素薄い系
4
面白かったです。自分が今までやって来た事は正しいと信じていたけれど果たして本当に正しかったのだろうか?という事をタイムリープする毎に突き付けられていき、それを改善するべく奔走する姿は最初のキャラ設定が嫌な親父だったからこそ効いていたように思います。職場に与えた影響がどういう形で反映されているにかも見たかったです。2021/11/26
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